脂肪吸引のリスクは?抑えるための施術前後のポイントを紹介
体内の脂肪細胞を吸引して直接脂肪を減らすことが期待できる「脂肪吸引」。
魅力的な施術ですが、「脂肪吸引は危ないのでは?」と心配に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、脂肪吸引のリスクやリスクを抑えるための施術前後のポイント、脂肪吸引注射という施術方法も紹介します。
脂肪吸引の施術を検討している方・脂肪量に関してお悩みの方は、最後までご覧ください。
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく、人生に寄り添い、皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために
最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく人生に寄り添って、
皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
脂肪吸引のリスク
まず初めに、脂肪吸引のリスクについて説明します。
一般社団法人 日本形成外科学会において、脂肪吸引のリスク・合併症として、下記のものが報告されています。
※出典:一般社団法人 日本形成外科学会,”脂肪吸引”,https://jsprs.or.jp/general/disease/biyo/shibokyuin.html,(引用日 2024-05-22)
- 感染症
- 血管塞栓症
- 内臓の破損
- 漿液腫(しょうえきしゅ)
- 知覚異常
それぞれ詳しく解説していきます。
感染症
全ての外科手術には感染のリスクが伴いますが、脂肪吸引においても特有の危険性があります。
具体的には、火傷、カニューレによる傷、または脂肪の吸引過程での内部組織へのダメージにより、感染症が発生する可能性があります。
これらのリスクを理解し、適切な予防措置を講じることが重要です。
血管塞栓症
脂肪吸引では、施術の始めにおいて脂肪細胞を緩めて吸引しやすくする処理を施しますが、この過程で脂肪組織の一部が血管内に侵入し、血栓を形成するリスクがあります。
この血栓が肺に達すると肺塞栓症を、脳に達すると脳塞栓症を引き起こす可能性があるため、迅速な対応が求められます。
治療が遅れると、重大な後遺症が残る可能性もあるでしょう。
内臓の破損
腹部の脂肪吸引は高度な技術を要するため、施術で使用する管「カニューレ」を正確に操作することが重要です。
操作ミスは内臓損傷という深刻な合併症を引き起こすリスクがあり、これは医療事故につながることも報告されています。
そのため、施術を行う医師には、十分な訓練と経験が脂肪吸引の施術には必要です。
漿液腫(しょうえきしゅ)
脂肪吸引におけるリスクの一つに、体内にリンパ液である漿液(しょうえき)がたまってふくらんでしまうことが挙げられます。
「漿液腫(しょうえきしゅ)」と呼ばれ、脂肪吸引によって取り除かれた脂肪の空間を埋めるために生じるものです。
適切な着圧衣を使用することで、この水分の蓄積を抑制することが期待できます。
漿液腫は、時間が経つにつれて自然に吸収されてなくなる傾向にありますが、あまり大きな漿液腫の場合には、穿刺による吸引を検討します。
また、体質によってむくみやすさは異なりますが、脂肪吸引の限界を超えると、水分が溜まりやすくなることを理解しておくことが重要でしょう。
知覚異常
カニューレの使用による末梢神経の損傷は、感覚の鈍化やしびれなどの症状を引き起こすことがあります。
これらの症状は通常、約1ヶ月で改善し、遅くとも3ヶ月から1年以内には自然に回復する傾向にあります。
ただし、脂肪吸引の施術後の味覚異常が続く場合には、必ず施術を受けた医師に相談するようにしましょう。
脂肪吸引のリスクを抑えるための施術前のポイント
脂肪吸引のリスクを抑えるための施術前のポイントを説明します。
ポイントとしては、以下の通りです。
- 施術経験豊富かつ失敗修正への対応可能な医師を選ぶ
- 持病がある方、常備薬がある方は医師に相談する
- 体への負担を抑えられる施術を選択する
それでは詳しく見ていきましょう。
施術経験豊富かつ失敗修正への対応可能な医師を選ぶ
美容整形において、脂肪吸引は医師の技術力が結果に直結する重要な施術です。
美容外科医の経験は大切な要素ですが、全ての医師が脂肪吸引を専門としているわけではありません。
そのため、医師の脂肪吸引に関する経験が不足している可能性もあります。
医師個人の実績が確認できない場合は、クリニックが公開している症例数を参考にすると良いでしょう。
施術を受ける前に、クリニックのウェブサイトでこれらの情報を確認することをおすすめします。
持病がある方、常備薬がある方は医師に相談する
持病がある方や常備薬がある方は、術前に必ず医師に相談しましょう。
特に抗血小板薬を服用している場合、施術前には医師の指示に従って服用を中止することが必要です。
自己判断での中断は避け、施術を担当する医師やかかりつけの医師と相談して適切な中止時期を決定しましょう。
また、心疾患を抱えている方は、施術前に必ず主治医の同意を得ることが重要です。
施術医から「診療情報提供書」を受け取り、それに対する主治医の回答を確認することが望ましい手順です。
体への負担を抑えられる施術を選択する
ベイザー脂肪吸引法は、周囲の組織にダメージを与えることなく脂肪を取り除くことが期待できる施術方法で、施術時の出血を減少させながら、脂肪を取り除くことが可能です。
この方法では、従来の手法では取り除くことが難しかった皮膚のすぐ下にある脂肪層にもアクセスでき、最大90%の皮下脂肪を除去することができます。
また、線維化して硬くなった脂肪組織も柔らかくして取り除くことができるため、再施術での困難な脂肪除去にも適しています。
ラムールクリニックで施術をご希望の方は、渋谷のラムールクリニックのLINE 公式アカウントからお気軽にカウンセリングをご予約ください。
ご予約・お問い合わせ
\30秒で簡単予約!/
まずはお気軽にご相談ください。
脂肪吸引のリスクを抑えるための施術後のポイント
脂肪吸引の施術中・施術後のリスクを抑えるための施術後のポイントは、以下の通りです。
- 安静の指示に従う
- 薬剤の用法・用量を守る
- 再診の指示に従う
- トラブル時の対応を聞いておく
それでは詳しく見ていきましょう。
安静の指示に従う
施術後の回復期間中は、医師が定めた指示に従うことが重要です。
具体的な指示として「施術後数日は休息を取る」「一定の日数が経過したら軽い体操を始めても大丈夫」「シャワーは施術後数日から可能で、湯船に浸かるのはさらに数日後から」などがあります。
これらの指示には、患者の安全と健康を守るための根拠がありますので、忠実に従いましょう。
指示を無視すると、腫れが悪化したり、傷口の感染リスクが高まったり、包帯が適切に機能せずに最終的な治療結果に影響を及ぼす可能性があります。
安全な回復のためにも、医師のアドバイスを守ることが最善です。
薬剤の用法・用量を守る
処方された薬は、特に抗生物質に関しては、指示された用法と用量を守り、正確に服用することが重要です。
服用を中断すると、感染のリスクが高まる可能性があります。
また、痛み止めは指定された間隔を守って服用することが大切で、頻繁に摂取すると胃や腸に障害を引き起こしたり、薬物による頭痛を招くことがあります。
再診の指示に従う
通常、患者は施術の翌日、2日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、そして半年後にフォローアップのために病院を訪れるよう指示されます。
これらの訪問は、傷口の消毒を行うため、ボディスーツを調整するため、縫合糸を取り除くため、そして回復状況を監視するために重要です。
合併症を避け、最適な治療結果を得るためには、これらの指示に従うことが不可欠です。
症状が悪化してからではなく、指示された通りに医師の診察を受けることで、治療が困難になるリスクを減らすことができます。
トラブル時の対応を聞いておく
施術には予測不能なリスクが伴いますが、特に診療時間外に発生するトラブルは対処が難しいものです。
そのため、万が一の事態に備えて、医師に緊急時の対応方法を事前に詳しく尋ねておくことが重要です。
医師とのコミュニケーションは、とても重要と言えるでしょう。
脂肪吸引のリスクが気になる方は「脂肪吸引注射」も検討しよう
脂肪吸引のリスクが気になる方は「脂肪吸引注射」も検討しましょう。
- 脂肪吸引注射とは?
- 脂肪吸引と脂肪吸引注射の違い
それでは詳しく見ていきましょう。
脂肪吸引注射とは?
脂肪吸引注射は、細い注射器を使用して皮下脂肪を吸引する施術方法です。
これにより、厳しいダイエットや運動をしなくても、期待できるでしょう。
脂肪細胞の数が多いことは、体重増加の一因とされています。
特に思春期を過ぎると、これらの細胞の数は増えないため、若い頃に体重が増えた人は、成人してからも太りやすい傾向にあります。
脂肪吸引注射により、これらの細胞を直接減少させることで、スリムな体型を維持しやすくなるのです。
クリニックによっては、胸や腹部などの臓器に近い部位への施術を避ける場合もあります。
そのため、施術を受ける際には、医師との事前の相談・カウンセリングを受けるようにしましょう。
脂肪吸引注射のデメリットやリスクについて知りたい方は、以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
脂肪吸引と脂肪吸引注射の違い
脂肪吸引注射 | 脂肪吸引 | |
特徴 | 細い注射器を使用して皮下脂肪を吸引する 施術。 | メスで切開した部分からカニューレと呼ばれる細い管を挿入して脂肪を吸引する施術。 |
メリット | ・切開の必要がない。 ・ダウンタイムが短い。 ・細かい部位にも対応。 ・施術時間も短い。 | ・広範囲の脂肪が除去できる。 ・部分痩せがしやすい。 ・脂肪吸引注射より効果を実感しやすい。 ・深い脂肪層まで吸引しやすい。 |
デメリット | ・脂肪吸引より変化率が小さい。 ・複数回通わないといけない。 ・注射器が入らない深い部位の脂肪に不向き。 | ・メスによる切開がある。 ・ダウンタイムが出やすい。 ・ダウンタイムが長引く恐れもあり。 |
注意点 | ・複数回通って費用がかさむ可能性がある。 ・将来老けて見える可能性がある。 | ・施術後にダウンタイムがある。 ・内臓脂肪は吸引できない。 ・傷跡が目立つ可能性がある。 |
期待できる効果 | ○ | ◎ |
痛み | ◎あまりない | △痛みあり |
腫れ | ◎ほとんどない | △あり |
脂肪吸引注射 | 脂肪吸引 | |
特徴 | 細い注射器を使用して皮下脂肪を吸引する施術。 | メスで切開した部分からカニューレと呼ばれる細い管を挿入して脂肪を吸引する施術。 |
メリット | ・切開の必要がない。 ・ダウンタイムが短い。 ・細かい部位にも対応。 ・施術時間も短い。 | ・広範囲の脂肪が除去できる。 ・部分痩せがしやすい。 ・脂肪吸引注射より効果を実感 しやすい。 ・深い脂肪層まで吸引しやすい。 |
デメリット | ・脂肪吸引より変化率が小さい。 ・複数回通わないといけない。 ・注射器が入らない深い部位の 脂肪に不向き。 | ・メスによる切開がある。 ・ダウンタイムが出やすい。 ・ダウンタイムが長引く恐れも あり。 |
注意点 | ・複数回通って費用がかさむ 可能性がある。 ・将来老けて見える可能性が ある。 | ・施術後にダウンタイムがある。 ・内臓脂肪は吸引できない。 ・傷跡が目立つ可能性がある。 |
期待できる効果 | ○ | ◎ |
痛み | ◎あまりない | △痛みあり |
腫れ | ◎ほとんどない | △あり |
脂肪吸引注射と脂肪吸引は、体型を整えるための2つの異なる方法です。
- 施術方法
- ダウンタイム
- 値段
上記の3つの観点から、それぞれの違いについて説明しましょう。
脂肪吸引注射と脂肪吸引の違いについては下記の記事でも詳しくまとめているので、あわせてご覧になってみてください。
施術方法
脂肪吸引注射と脂肪吸引は、名前は似ているものの、実際の施術方法は大きく異なります。
これらの違いを理解することで、最適な治療法を選ぶことが可能になります。
それぞれの方法の特徴を把握し、一人ひとりのニーズに合わせた適切な選択をしましょう。
脂肪吸引注射とは、特殊な注射器を用いて体内の脂肪を取り除く施術です。
この方法は、注射器を用いて脂肪を吸引するため、皮膚を切開せず、細かい部位の施術に対応しているという特徴があります。
脂肪吸引とは、皮膚を切開して、専用のカニューレと呼ばれる管を用いて皮下脂肪を除去する施術です。
この方法では、脂肪細胞を管を用いて取り除くことで、脂肪吸引注射よりも広範囲の脂肪を除去できる傾向にあります。
それぞれにはメリットとデメリットがあり、患者のニーズや条件に応じて最適な方法を選択することが肝心です。
医師との十分な相談を通じて、個々の目的に合った施術を選ぶと良いでしょう
ダウンタイム
脂肪吸引後の回復期間は、筋肉痛に似た痛みや内出血、または腫れが2〜3週間持続することがあります。
対照的に、脂肪吸引注射は、脂肪吸引に比べて回復が早く、症状も軽度な傾向にありますが、あざや腫れが出ることもあります。
値段
脂肪吸引注射と脂肪吸引の費用は、選択するクリニックや使用される薬剤によって異なりますが、脂肪吸引の方が脂肪吸引注射よりもコストが高くなる傾向にあります。
料金には個々のクリニックによる差が大きいため、具体的な見積もりを得るには直接クリニックに問い合わせることをおすすめします。
脂肪吸引注射の概要や料金等の詳細は、当院の脂肪吸引注射の詳細ページからご確認ください。
当院の「脂肪吸引注射」について
ラムールクリニックの脂肪吸引注射の詳細について、下記の項目をそれぞれ解説していきます。
- 施術可能な部位
- 症例写真
当院で施術を検討している方は、ぜひご覧ください。
施術可能な部位
当院では、上記イラストで表記したお顔の部位の脂肪吸引の施術を行なっています。
お顔で気になる箇所がございましたら下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
ご予約・お問い合わせ
\30秒で簡単予約!/
まずはお気軽にご相談ください。
また、当院の脂肪吸引注射の詳細ページでは、脂肪吸引注射のより詳しい情報を掲載しています。
脂肪吸引注射を検討中の方、より詳しい情報を知りたい方はぜひご確認ください。
症例写真
当院で、実際に脂肪吸引注射の治療を受けた方の症例写真は、下記の通りです。
脂肪吸引注射の症例
「カニューレ」と呼ばれる細い注射器で体内の脂肪細胞を吸引して、直接的に脂肪量を減らす施術です。
ダウンタイム | 筋肉痛のような痛み、内出血、むくみ |
持続期間 | 3〜6か月 |
価格 | 55,000円 / 1部位 |
脂肪吸引注射の症例
「カニューレ」と呼ばれる細い注射器で体内の脂肪細胞を吸引して、直接的に脂肪量を減らす施術です。
ダウンタイム | 筋肉痛のような痛み、内出血、むくみ |
持続期間 | 3〜6か月 |
価格 | 55,000円 / 1部位 |
脂肪吸引注射の症例
「カニューレ」と呼ばれる細い注射器で体内の脂肪細胞を吸引して、直接的に脂肪量を減らす施術です。
ダウンタイム | 筋肉痛のような痛み、内出血、むくみ |
持続期間 | 3〜6か月 |
価格 | 55,000円 / 1部位 |
当院では、脂肪吸引注射に関する最新の症例写真を脂肪吸引注射の詳細ページにて、定期的に更新しております。
また、施術内容や料金に関する情報も掲載しておりますので、ぜひご確認ください。
【まとめ】脂肪吸引のリスク
本記事では、脂肪吸引のリスクとそれを安全に行うための重要なポイントを紹介しました。
脂肪吸引によるダウンタイムや値段等が気になる方は、「脂肪吸引注射」の施術を検討してみることをおすすめします。
また、カウンセリングを通じて、これらの治療法についての理解を深めることが可能です。脂肪吸引または脂肪吸引注射を検討の際は、本記事を参考にされると共に、クリニックで直接カウンセリングを受けてみましょう。
当院では、患者様のお悩みに合わせて、脂肪吸引注射を希望される部位へ、適切な注射量、施術回数、そして具体的な治療計画を提案しております。
ラムールクリニックで施術をご希望の方は、下記リンクからお気軽にお問い合わせください。
ご予約・お問い合わせ
\30秒で簡単予約!/
まずはお気軽にご相談ください。