ポテンツァのデメリット・リスクは?回避方法も詳しく解説
皮膚のたるみや毛穴、ニキビや肝斑などの様々なお悩みに効果を期待できる「ポテンツァ」。
痛みを抑えやすいことや、ダウンタイムが短いことでも注目を集めている施術です。
一方で、施術を受ける際にはデメリットやリスクについても、正しく理解しておかなければなりません。
本記事では、そんなポテンツァのデメリットやリスクを紹介しながら、それらを回避する方法や注意点も解説します。
ポテンツァの施術を検討している方・ポテンツァに不安や疑問がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく、人生に寄り添い、皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために
最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく人生に寄り添って、
皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
ポテンツァとはどんな施術?
ポテンツァ(POTENZA)とは、肝斑・ニキビ・毛穴の開き・シワなどの様々な肌トラブルに対応できる、ニードルRF治療機器と、それを用いた施術のことです。
マイクロニードル(極細針)とRF(高周波)の2種類を用いて治療を行うことで、幅広いお悩みや症状に対応しています。
ニードル治療では、32G(外径0.25mm)という細い針が皮膚の表面に微細な穴を開け、そのダメージから回復する「創傷治癒」の作用により、肌のターンオーバーを促します。
RF治療では、肌の深い真皮層へ直接熱エネルギーを送り込むことで、コラーゲン産生を促すことが可能です。
ポテンツァには、機器の先端に取り付けるヘッドが13種類あり、症状によって使い分けることで、より的確な治療を行えます。
その中でも特徴的なヘッドである「ダイヤモンドチップ」は、下図のようにモノポーラ・バイポーラという2種類の高周波を照射できることが特徴です。
モノポーラで深い層、バイポーラで浅い層に熱エネルギーを届けることにより、皮膚に対してより幅の広いアプローチを行えます。
さらに、下図の通り「ダウンタイムが短い・効果を時間しやすい」などのメリットもあります。
このように多くのメリットを持つ施術であるため、ポテンツァは美容医療の分野で注目を集めている治療方法の一つです。
ポテンツァについてさらに詳しく知りたい方は、当院のポテンツァの詳細ページをご覧ください。
ポテンツァのデメリット
様々な肌トラブルに対応できるポテンツァですが、同時に注意しておきたいデメリットが3つ存在します。
ポテンツァのデメリットは以下の通りです。
- 施術ができない・合わない人がいる
- 複数回施術を受ける必要がある
- 照射回数を重ねると痛みを感じやすい
- 深いシワやたるみには効果を期待できない
- ダーマペンと比べて費用が高め
施術ができない・合わない人がいる
ポテンツァの施術を受けられない人の条件や特徴を、4つのカテゴリに分けてまとめると以下の通りです。
カテゴリ | 条件・特徴 |
---|---|
健康 | ・妊娠中、授乳中の方 ・極度の日焼けをしている方 |
装着 | ・ペースメーカーを装着している方 ・金属糸、プロテーゼなどを挿入している方 |
体質 | ・ケロイド体質の方 ・光線過敏症の方 |
症状 | ・重度の皮膚疾患がある方 ・ヘルペスをもっている方 ・皮膚の悪性腫瘍、糖尿病、自己免疫疾患の既往歴がある方 |
ご自身がこれらの条件に当てはまるかどうか迷った場合は、お気軽に当院までご相談ください。
複数回施術を受ける必要がある
ポテンツァは1回だけでも効果が期待できますが、肌トラブルがある方は複数回施術を受けないと変化を実感できない場合があります。
また、1回よりも継続していくことで効果の持続期間も長くなり、高い効果を得やすくなるでしょう。
一般的には3回受けると1年ほど効果が続くと言われていますが、効果の持続期間には個人差があります。
ポテンツァを受ける回数や間隔は肌の状態や予算によっても異なるため、医師とよく相談しましょう。
ポテンツァの適切な回数は以下の記事でも詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
照射回数を重ねると痛みを感じやすい
ポテンツァは同じ部位に複数回重ねて高周波(RF)を照射します。
この照射の1回目と2回目を比較すると、2回目の方が痛みを感じやすくなります。
理由は、1回目の照射で熱が蓄積されており、2回目の熱と合わさってエネルギーが大きくなるためです。
3回目からは薬剤の注入になるため、2回目よりも痛みを増すことは基本的にありません。
深いシワやたるみには効果を期待できない
ポテンツァは、浅いシワやたるみの治療には効果を期待できます。
しかし、深いシワやたるみに対しては、十分な効果は期待できません。
深いシワやたるみは、以下のような根本的な原因によって起こっていることがあるためです。
- 皮膚の深層にある筋膜(SMAS)がたるみを起こしている
- 骨密度が下がって頭蓋骨が縮小し、皮膚が余っている
ポテンツァではこれらの原因に対しては対処できないため、HIFU(ハイフ)や切開を伴うフェイスリフトなどの治療が適応とされます。
当院のポテンツァ治療では、これらのデメリットも明確にお伝えしながら、患者様のお肌の状態・お悩み・ご希望に合った施術をご提案させていただきます。
ダーマペンと比べて費用が高め
ポテンツァは、肌トラブル治療として人気な「ダーマペン」と比較してやや費用が高めな点がデメリットの一つです。
皮膚の表面に主にアプローチするダーマペンに比べ、ポテンツァは皮膚の深部まで働きかける分、費用も高くなる傾向にあります。
また、1回だけでなく複数回受けるケースが多いため、定期的にまとまったお金を用意しなければいけません。
少しでも施術料金を抑えたい場合は、モニター募集や割引キャンペーンを行なっている美容クリニックで施術を検討してみてください
ダーマペンとポテンツァの違いは以下の記事で詳しく紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。
ポテンツァのリスク
続けて、ポテンツァの施術のリスクを4つ説明します。
- 内出血
- 毛嚢炎
- 感染症
- 炎症性色素沈着
内出血
ポテンツァの施術では、稀に針穴の周辺に内出血が生じることがあります。
ポテンツァは高周波治療とニードル治療を合わせた施術(もしくは機器)ですが、このニードル治療によってわずかな針穴ができます。
この針穴によって皮膚の創傷治癒作用が促されることがポテンツァで効果を期待できる理由ですが、内出血が生じるリスクもあるということです。
ポテンツァでできた内出血は、通常1〜2週間で黄色っぽくなり、徐々に消えていきます。
毛嚢炎
ポテンツァの施術後は皮脂分泌が一時的に増加するため、毛嚢炎になるリスクもあります。
期間は施術後数日〜1週間程度で、その期間を過ぎたら毛嚢炎のリスクは下がります。
毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛根を包んでいる部分(毛嚢・毛包)に起こる炎症のことです。
患部を清潔にすることが予防につながるため、ポテンツァの施術後は通常時よりも皮膚の清潔を意識するようにしてください。
感染症
ポテンツァの施術で感染症を起こす可能性は、医師の間でも「低い」と評価されています。
しかし、万が一の可能性もあるため、施術後の衛生管理はもちろんのこと、施術前からの体調管理にも、気を配るようにしてください。
極めて稀に感染症が起きた場合は、抗生剤の投与などの処置を行います。
感染症は免疫力が下がっている時ほど発症しやすいため、施術前後には十分な睡眠と栄養を確保するようにしましょう。
炎症性色素沈着
ポテンツァの治療では、稀に炎症性の色素沈着を起こすこともあります。
しかし、3〜6ヶ月程度で目立たなくなるため、万が一できてしまった場合も、過度に不安がる必要はありません。
ポテンツァの施術後にはかさぶたができますが、このかさぶたを無理やり剥がすなどすると、炎症性色素沈着が発生しやすくなります。
また、洗顔やメイクなどで肌に強い刺激を与えることも色素沈着の原因となるため、常に肌への強い刺激を避けるようにしましょう。
ポテンツァのデメリットやリスクを回避する方法
続いて、ポテンツァのデメリットやリスクを回避する方法を4つ説明します。
- 事前の情報収集を入念に行う
- 十分な知識と施術技術を持つ医師から施術を受ける
- カウンセリングで不安な点や疑問点を解消する
- 医師からの指示を守ってダウンタイムを過ごす
事前の情報収集を入念に行う
当然ながら、ポテンツァの施術が適している人も適していない人も存在します。
そのため、まずはポテンツァがご自身の希望やお悩み、症状に適した治療かを調べることが重要です。
また、同じポテンツァでも施術を行うクリニックによって、期待できる効果や安全性、満足度などが大きく異なります。
このため、複数のクリニックの評判や実績などを比較し、より信頼できると感じる院を選ぶことが重要です。
十分な知識と施術技術を持つ医師から施術を受ける
同じポテンツァの治療でも、仕上がりやダウンタイムの短さは医師の技術によって左右されます。
このため、ポテンツァの治療に関して十分な知識と技術を持つ医師から、施術を受けることが重要です。
もちろん、ポテンツァ以外の美容医療全般の治療経験も、ポテンツァの施術技術につながります。
また、知識や技術だけでなく医師としての人間性も当然重要であるため、カウンセリングや診察の際に「安心して治療を任せられる医師か」も判断しましょう。
名医の見分け方は以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもご参考ください。
カウンセリングで不安な点や疑問点を解消する
不安な点や疑問点を抱えたまま施術を受けると、決して悪くない仕上がりであっても、満足度が低くなってしまうことがあります。
このため、施術後の後悔をより少なくし、満足度をより高くするためには、事前に不安な点・疑問点を全て解消しておくことが重要です。
そのために、事前のカウンセリングや診察では、不安な点や疑問点を全て率直に医師と話し合い、完全に納得してから施術を受けるようにしましょう。
事前にポテンツァの仕組みなどを理解しているほど、このような話し合いがスムーズに進むため、カウンセリングの前にある程度知識を得ることも有効です。
医師からの指示を守ってダウンタイムを過ごす
ダウンタイムの過ごし方については、どのクリニックでも必ず医師からの指示や説明があります。
この指示や説明を正しく守ってダウンタイムを過ごしていただくことで、ポテンツァのデメリットやリスクを軽減できます。
ポテンツァの施術は肌に強いダメージを与える施術ではないため、ダウンタイムの過ごし方についても、守るのが難しいほどの制限はほとんどありません。
ダウンタイムの過ごし方については後ほど詳しくご説明します。
ポテンツァのダウンタイムの特徴
続いて、ポテンツァのダウンタイムの特徴を3つ解説します。
- ダウンタイムの期間
- ダウンタイムの症状
- ダウンタイム中の過ごし方
ポテンツァのダウンタイムの経過については以下の記事でも詳しく紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
ダウンタイムの期間
ポテンツァのダウンタイム期間は数日から1週間程度です。
これはあくまで目安の期間であり、実際に必要な期間はお肌の状態や施術の範囲などの諸条件によって異なります。
ダウンタイム中でも、洗顔・入浴・軽いメイクは施術の翌日から可能です。
しかし、翌日ではまだダメージが多く残っているため、施術部位をこすらないようにする、刺激の強い洗顔料やシャンプーを避けるなどの注意が必要です。
ダウンタイムの症状
ポテンツァのダウンタイム中の症状としては、まず施術当日に肌の腫れや赤み、ヒリヒリ感などを感じることが多くあります。
施術翌日からは、極小のかさぶたや肌のざらつきなどが生じることが一般的です。
これらのかさぶたやざらつきは、おおむね1週間程度で軽快することが多いとされています。
このようにポテンツァのダウンタイムの症状は軽いものですが、万が一これらと異なる重い症状を感じたら、すぐに治療を受けた医療機関に連絡するようにしてください。
ダウンタイム中の過ごし方
ポテンツァのダウンタイム中の過ごし方として、意識すべき点は以下の通りです。
- 外出時は紫外線対策を徹底する
- 施術後1〜2週間は海やプールに入らない
- マッサージやエステの施術は受けない
- 保湿ケアを入念に行う
海やプール、マッサージなども含め「肌に強い刺激を与える行為は全て避ける」と考えてください。
また、保湿ケアや紫外線対策は普段から重要ですが、ポテンツァのダウンタイム中は特に徹底するようにしましょう。
当院のポテンツァ治療では、ダウンタイム中の患者様へのサポートも、さまざまな体制で親身に行っております。
ポテンツァのデメリットに関してよくある質問
続いて、ポテンツァのデメリットに関してよくあるの質問と答えをまとめます。
- ポテンツァの施術間隔はどのくらいですか?
- ポテンツァはニキビがあってもできますか?
- 日焼けをしていてもポテンツァの施術はできますか?
- ポテンツァのメリットは?
- ポテンツァはやめた方がいいですか?
ポテンツァの施術間隔はどのくらいですか?
ポテンツァで推奨されている施術の間隔は「1〜3カ月程度」です。
同じポテンツァでも、症状やご希望、治療内容によって施術の間隔が前後します。
例えば「ダイヤモンドチップ」を用いる場合は、推奨されている頻度は「1ヶ月に1回」です。
どのようなポテンツァの治療であっても、適切な間隔で継続することで、より効果を実感・維持しやすくなります。
ポテンツァはニキビがあってもできますか?
ポテンツァの治療はニキビの上からでも行なえます。
ポテンツァには、ニキビ治療専用の「アクネモード」のみで、3種類のヘッドが用意されています。
アクネモードではニキビに対して細い針を1つ1つ刺して薬剤を注入し、高周波(RF)を皮膚の真皮層に直接照射します。
このようなアプローチによって赤ニキビ・白ニキビ・黒ニキビ・黄ニキビなど、ニキビの種類を問わずに治療可能です。
日焼けをしていてもポテンツァの施術はできますか?
日焼け直後でなく「色黒肌」ということであれば、ポテンツァの施術は可能です。
逆に日焼け直後の場合、普段色白の方でも色黒の方でも、ポテンツァの施術はできません。
理由は、日焼け直後は肌が熱を持っている状態であり、思わぬ副作用を招く恐れがあるためです。
日焼けが落ち着けば、そのほかの問題がない限り基本的に治療を受けていただけます。
これらの疑問点以外にもポテンツァに関して気になることがありましたら、当院までお気軽にご相談ください。
ポテンツァのメリットは?
ポテンツァのメリットは以下の通りです。
- ダーマペンより高い効果が期待できる
- 皮膚の深部に薬剤が均一に浸透する
- さまざまな肌トラブルに対応できる
- ダウンタイムが短く生活への支障を受けにくい
皮膚の深層にアプローチするポテンツァは、皮膚表面に作用する「ダーマペン」よりも高い効果を期待できるのがメリットの一つ。
また、シミ・くすみ・ニキビ跡・赤ら顔・毛穴の開き・小じわなど、あらゆる肌トラブルに対応できるため、肌に関する悩みを多く抱えている方に適しています。
継続する必要があるのと費用がやや高めな点がデメリットではありますが、肌悩みを早く改善したいという方はポテンツァを検討してみてください。
ポテンツァはやめた方がいいですか?
ポテンツァは効果が期待できる分皮膚に負担がかかりやすいため、以下の条件に当てはまる方は施術を受けない方が良いでしょう。
- 元々皮膚が弱い方(アトピー・ケロイドなど)
- ペースメーカーが埋め込まれている方
- 皮膚炎・感染症を発症している方
- 妊娠中・授乳中の方
ただし、皮膚炎も軽度だったり治療を終えていれば、ポテンツァを受けることは可能です。
さまざまな肌トラブルを改善できるほか、毛穴の引き締めやハリ・弾力の向上が期待できるため、エイジングケアをしたいという方に向いています。
当院では、ポテンツァ専用の薬剤「マックーム」を使用することでコラーゲンの生成を促し、ニキビ跡やクレーター肌など治りにくい肌トラブルの治療も行なっています。
ポテンツァ専用の薬剤「マックーム」を使用した施術に興味のある方やさまざまな肌悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください。
【まとめ】ポテンツァのデメリット
今回はポテンツァのデメリットやリスク、それらを軽減するためのポイントなどを紹介しました。
紹介したポイントを正しく守っていただくことで、デメリットやリスクを抑え、より良い治療の効果を実感しやすくなります。
ポテンツァのデメリットやリスクは、十分な知識と技術を持つ医師が施術を行うことで、より軽減しやすくなります。
また、医師が丁寧に患者様のお悩みやご希望をヒアリングし、症状を的確に診察することで、よりよい結果を得やすくなります。
当院・ラムールクリニックのポテンツァ治療では、このような技術と知識を持つ医師が、親身に患者様に寄り添う施術をご提供しています。
ポテンツァの施術に関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にカウンセリングにお越しください。公式LINEではお得な情報も配信していますので、まずは気軽にご登録ください。
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