小顔と言えるサイズの基準は？小顔治療や自宅でできるセルフケアを解説

顔のサイズにお悩みの際に効果が期待できる「小顔治療」。

小顔はメイク映えしたり、全身が痩せて見えたりなどのメリットがあります。

しかし、元々の骨格が大きい場合やご自身の努力のみでは解決できないと悩んでしまう方も多いでしょう。

そこで本記事では、小顔と言えるサイズの基準に加えて、顔が大きく見える要因や小顔効果が期待できる施術をご紹介します。

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小顔と言われるサイズの基準

小顔と言えるサイズの基準をいくつかの項目に分けて解説します。

ただしこれから解説するサイズの基準はあくまで目安ですので、コンプレックスとして深く捉えすぎる必要はありません。

小顔治療や生活習慣の見直しで改善できる可能性も十分にあり得るでしょう。

顔のサイズが平均より小さい

まずは鏡を見ながら顔の縦・横幅を測ってみましょう。

日本人の顔のサイズは以下の通りです。

性別	縦幅	横幅
男性	23.1cm	14.5cm
女性	21.8cm	13.7cm

［注］日本人頭部寸法データベース2001 |人工知能研究センター

表にある平均サイズよりも小さければ、小顔だと判断して問題ないでしょう。

ただし平均よりもサイズが大きいだけで「顔が大きく見える」と判断するのは適切ではありません。

仮にサイズが平均より大きかったとしても、小顔治療やエクササイズで改善される可能性があります。

平均値や小顔の基準はあくまで目安としてお考えください。

頭身が平均（男性：7.4頭身、女性：7.1頭身）よりも大きい

頭身が男性であれば7.4等身、女性であれば7.1頭身よりも大きい場合、小顔に見えやすくなります。

ご自身が何頭身かを調べるには、身長が顔の何個分あるかを数えます。

鏡を見ながら顔の縦幅を測り、「ご自身の身長÷顔の縦幅」で頭身を計算してみましょう。

ただし小顔かどうかの判断には、顔のパーツ1つ1つやバランスも含まれます。

平均より頭身が小さくてもコンプレックスに捉えずに、全身のバランスを意識しましょう。

体全体と顔の大きさが良い

数字で見ると小顔なのに実際顔が大きく見えるのは、全身のバランスが取れていないことが原因かもしれません。

また、小顔に見えやすい方の特徴として以下のポイントも挙げられます。

特に、「顔の横幅:肩幅が1:2」という値が「黄金比」と呼ばれるのをご存知でしょうか。

黄金比に近づくほど全身のバランスが整い、結果として顔の大きさに関わらず小顔に見えやすくなります。

実際のサイズだけに注視するのではなく、全身のバランスを観察しましょう。

顔の大きさに影響する要因

顔の大きさに影響する要因は以下が挙げられます。

上に挙げた具体的な要因を1つずつ解説しますので、ご自身の生活と照らし合わせながらご覧ください。

エラが張っている

顔が大きく見える時はエラが張っている可能性があります。

エラが張っているとは、咬筋が過剰に発達し外側に出ている状態を指します。

以下の生活習慣に当てはまる方は、特にエラが目立ちやすくなるでしょう。

一度張ってしまったエラを元の状態に戻すのは簡単ではありません。

生活習慣や無意識のクセを見直し、咬筋の発達を防ぎましょう。

代謝が低下している

代謝が落ちると脂肪が顔や体に蓄積していき、結果として顔が大きく見えてしまいます。

また代謝の低下はたるみやシワのもとになりやすく、全体的に老けて見えるといったデメリットもあります。

小顔を目指すには生活に有酸素運動やストレッチを取り入れ、代謝を上げるのが良いでしょう。

エレベーターを1階分だけ階段に変えたり、1日の歩数を少しだけ増やしたりする程度から無理なく始めてみてください。

美容施術で綺麗な小顔を手に入れたとしても、日頃の小さな積み重ねに勝るものはありません。

すっきりとしたシャープな小顔を維持するために、体の代謝を上げましょう。

生活習慣が乱れている

小顔になるには、生活習慣の見直しが必要です。

以下を参考に生活スタイルの中で改善できる点がないか、見直してみましょう。

特に睡眠不足はホルモンバランスが乱れるだけでなく、むくみ・たるみで顔が大きく見える原因になり得ます。

また食事面では、暴飲暴食を避けましょう。

この4つを摂り過ぎるとむくみや肥満になりやすく、ふっくらとした印象の顔になってしまう恐れがあります。

栄養バランスの良い食事を取り入れ、規則正しい生活を心がけてください。

顔にたるみ・むくみがある

たるみ・むくみは顔を物理的に大きく見せるため、できる限り解消した方が良いでしょう。

PCやスマホを見る時の姿勢に気を付けたり、定期的に肩や首を揉みほぐしたりすると、顔がたるみにくくなります。

また「むくみが気になるから水分を摂らないようにしている」という方が一定数見受けられますが、それは逆効果です。

しっかり水分補給して血行促進に注力したほうが、老廃物が流れやすくむくみ解消に繋がります。

一方で、食事面は塩分の摂りすぎに注意してください。

塩分は体内に水分を溜め込む働きがあるため、薄味を意識して食事しましょう。

普段の姿勢や食事はたるみ・むくみに関係する大切なポイントです。

小顔を目指している方は生活習慣の見直しを検討してみてください。

摂取カロリーが消費カロリーを上回っている

摂取カロリーが多い点に加えて運動不足が重なると、小顔からかけ離れてしまいます。

顔痩せするために摂取カロリーと消費カロリーのバランスを見直してみましょう。

全身運動にプラスして、日常的に表情筋トレーニングを取り入れると小顔効果が期待できます。

顔だけ痩せるのは難しい傾向にあるため、全身の脂肪やむくみを落とすイメージで代謝を高めてあげるのが良いでしょう。

消費カロリーに気を配り、むくみや脂肪がないすっきりした小顔を目指しましょう。

自宅でできる小顔のセルフケア方法

顔だけふっくらして見えるお悩みを解消できる、小顔のセルフケア方法を解説します。

顔が大きく見えることには、「むくみ」「脂肪」「表情筋の衰え」など様々な要因があります。

要因をしっかり見極め、適切にアプローチすると小顔効果を最大限に活かせるでしょう。

ぜひ日常にセルフケアを取り入れ、小顔やシャープなフェイスラインを手に入れてください。

マッサージで顔のむくみを解消する

老廃物が溜まらないよう、顔のマッサージをデイリーケアに取り入れてみましょう。

むくみは水分が蓄積すると起こり、老廃物も溜まりやすくなります。

マッサージで血行を良くすると、むくみが取れてすっきりした小顔になることが期待できるでしょう。

ここでは、手軽にしっかりむくみ対策ができるマッサージ方法をご紹介します。

注意点として、乳液やクリーム、オイルを塗って摩擦を最小限にしてください。

また、力加減は痛気持ち良いと感じる程度が最適です。

日々のセルフケアでむくみを防ぎ、憧れの小顔を叶えましょう。

小顔エクササイズで顔の筋肉を強化する

自宅でのセルフケアに最適な「小顔エクササイズ」も効果が期待できます。

小顔エクササイズは血行改善や老廃物の排出に効果的で、むくみ解消に役立ちます。

さらに表情筋にもアプローチでき、フェイスラインがシャープになるといったメリットも期待できるでしょう。

例として、場所を問わず行える「あいうえお体操」をご紹介します。

小顔エクササイズ自体は即効性がないため、1日5回を目安にコツコツ行いましょう。

まずは1カ月、無理のない程度で続けてみてください。

顔全体のむくみや老廃物が流れ、徐々にフェイスライン改善の効果が期待できます。

食生活を改善してむくみの予防につなげる

むくみが原因で顔が大きく見える方は、食生活を見直して解消・予防に繋げましょう。

特に、塩分や脂質はむくみの大敵で、顔を大きく見せる原因になります。

むくみの解消には、水分の排出を助ける働きが期待できる「カリウム」を積極的に摂取するのが良いでしょう。

また、栄養がかたよらないようにバランスの良い食生活を続けることが大切なポイントです。

セルフケアの一環として食生活を改善し、むくみがないすっきりした小顔を目指しましょう。

姿勢を正してフェイスラインを引き締める

常に正しい姿勢を心がけるとフェイスラインが引き締まり、小顔効果が期待できます。

特にスマホやPCを駆使する方は、巻き肩やストレートネックにお悩みの場合が多いでしょう。

顔のゆがみは姿勢から来るものが多く、フェイスラインのもたつきを引き起こします。

以下に当てはまる方は、普段の姿勢に注意してみてください。

頭の頂点からつま先までをまっすぐにするイメージを持つと、首が長く見えて小顔効果が期待できます。

また、正しい姿勢はバランスよく筋肉がつき、たるみ予防にも繋がるでしょう。

小顔効果が期待できる美容施術

数ある美容施術の中でも特に小顔効果が期待できる治療をご紹介します。

顔が大きく見える原因は様々ですから、ご自身に最適なアプローチができる施術を選べるとベストです。

ここではそれぞれのメリットや特徴を交えて解説します。

お悩みをしっかり解消できる施術を選んで小顔治療に臨みましょう。

糸リフト

糸リフトは専用の針を使って皮膚の下に糸を通し、たるんだ皮膚を引き上げる美容施術です。

傷口が非常に小さく、目立ちにくいのも魅力の1つでしょう。

気になるたるみをリフトアップしつつ、ハリが出て若々しい小顔になれるのが糸リフトです。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は気になる部位に「カベリン」という薬剤を注射して、脂肪細胞を溶かす美容施術です。

注射によって溶けた脂肪細胞は老廃物となり、汗や尿と一緒に排出されます。

自然に体外へ排出される点から、他の小顔治療に比べて体の負担が少ない施術です。

「カベリン」はデオキシコール酸を主成分としており、非常に高い効果が期待できます。

施術後のリバウンドが心配な方は、脂肪溶解注射を検討してみましょう。

脂肪吸引注射

脂肪吸引注射は部分痩せしづらい顔を小さくできる美容施術の1つです。

数ミリ切開した患部へ「カニューレ」という器具を差し込み、脂肪細胞を体外へ排出するのが全体の流れです。

ナチュラルな小顔になるには脂肪細胞の吸引量が適切でなければいけません。

脂肪吸引注射は高度な技術が求められるため、信頼感と実績があるクリニックを選びましょう。

ハイフ(HIFU)

ハイフ(HIFU)は超音波による熱エネルギーで、脂肪を溶かしたりSMAS筋膜(肌の土台)を引き締めたりする美容施術です。

超音波で傷ついた細胞が治癒する際にコラーゲンやエラスチンも生成され、ハリ感も出ます。

痛みを感じにくく、ダウンタイムが非常に短い点から、ハイフ(HIFU)は小顔治療の中でも気軽に受けられる部類の施術でしょう。

ボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)

ボツリヌストキシン(ボトックス)注射は、筋肉を動かす物質「アセチルコリン」の分泌を抑える美容施術です。

特にエラの張りが気になる場合は、ボツリヌストキシン注射で顔の横幅を狭められるでしょう。

ボツリヌストキシンは徐々に体内へ吸収されるので、複数回の継続した施術をご検討ください。

なお、ボツリヌストキシン(ボトックス)注射は小顔効果だけでなく、シワ・たるみ予防としても人気がある施術です。

小顔治療を受ける時の注意点

小顔治療を受ける際の注意点を詳しくご紹介します。

種類が豊富な小顔治療ですが、注意点を知らないまま施術を受けるのは得策ではありません。

カウンセリングを予約する前に、以下のポイントを押さえましょう。

理想の小顔を手に入れた後トラブルや最悪のケースに見舞われないためにも、ぜひ詳細をご覧ください。

顔の形や骨格に合う施術を選ぶ

小顔治療を検討する際は、ご自身に合った施術をじっくり選びましょう。

1人1人お悩みの原因は違うため、評価が高い施術がご自身に合うとは限りません。

そこでお悩みへピンポイントにアプローチする施術を選ぶ手段として、複数のカウンセリングを受ける方法があります。

クリニックが提供しているメニューや使用機器・製剤によって、効果に違いがでます。

医師からの説明に加え、口コミや評価に納得できた施術を受けるのがベストです。

顔の施術は非常にデリケートですので、時間をかけて施術内容を決めましょう。

過度な施術を避けて自然な仕上がりを目指す

小顔治療のやり過ぎは禁物ですので、適切な頻度の施術を心がけてください。

ダウンタイムや副作用が少ない小顔治療でも、過度な施術は表情筋や骨に負担をかけてしまうからです。

自然で美しい小顔を維持するには、適度な施術とセルフケアが重要です。

小顔に見せたいあまり顔にだけフォーカスせず、全体のバランスやセルフケアに気を配りましょう。

治療後のダウンタイムとケア方法を確認する

小顔治療は様々なメリットがありますが、それぞれのダウンタイムやケア方法に注意してください。

施術直後の小顔を維持するため、医師からのアフターケア方法をしっかり聞き、不明点は全て質問しましょう。

また、どの小顔治療にも共通するケア方法として、紫外線対策が挙げられます。

健康な肌でも紫外線は油断ならない大敵で、特に施術後のデリケートな状態には大ダメージを与えかねません。

肌に優しい紫外線対策を取り、摩擦や刺激を防ぎましょう。

そして、ダウンタイムに関してもご自身の予定としっかり照らし合わせ、無理のない計画を立ててください。

脂肪吸引注射の場合、痛みや腫れのような見た目に影響が出る期間が発生します。

加えて肌全体も敏感になっていますので、自宅で安静にできるようにスケジュールを調整しましょう。

施術の副作用やリスクを理解した上で受ける

これから受ける小顔治療にはどんなリスク・副作用があるのかをしっかり把握しておきましょう。

小顔治療の施術は副作用やダウンタイムが短いため気軽に受けられますが、トラブルが起きる可能性が無いとは断言できません。

医師からの説明以外に、症例ページでどのような副作用が発生したかの確認も忘れずにしましょう。

また、アフターケアがしっかりしているクリニックを選ぶのも大切なポイントです。

例として24時間相談受付していたり、近隣の病院と連携していたりなど、患者のためのサービスを整えているクリニックが望ましいでしょう。

小顔のサイズに関してよくある質問

小顔のサイズに関する質問にお答えします。

これから解説する疑問を事前に解消しておくと、小顔治療を検討する際に役立つでしょう。

小顔のサイズは何センチからですか？

顔の縦幅と横幅が以下の平均サイズよりも小さければ小顔と言えるでしょう。

性別	縦幅	横幅
男性	23.1cm	14.5cm
女性	21.8cm	13.7cm

［注］日本人頭部寸法データベース2001 |人工知能研究センター

ただし平均サイズより大きい場合でも、顔と身長・肩幅のバランスによって見え方は変わってきます。

平均サイズはあくまで目安と考えましょう。

小顔かどうか確かめる方法は何ですか？

手軽に試せるものとして、マスクを着用する方法があります。

男性の場合は大きめ、女性の場合は普通サイズのマスクを着けてフィット感を調べてみてください。

一般的に販売されるマスクのサイズは以下の通りです。

表記サイズ	縦幅	横幅
大きめ(Lサイズ)	9cm	17.5cm
普通(Mサイズ)	9cm	16.5cm

鏡を見ながらフィット感を確認し、密着度に余裕を感じられれば小顔だと判断できるでしょう。

小顔治療の効果はどのくらいの期間続きますか？

小顔治療の効果が持続する期間は以下を目安にお考えください。

施術名	持続期間の目安
糸リフト	1年(ただし使用する糸で前後する)
脂肪溶解注射	半永久的(3~5回の施術推奨)
脂肪吸引注射	半永久的(約3ヶ月~半年ごとの施術推奨)
ハイフ(HIFU)	3~6ヶ月
ボツリヌストキシン(ボトックス)注射	3~4ヶ月

美容クリニックの小顔治療には即効性が期待でき、効果が長期間持続します。

マッサージや小顔エクササイズでは解消しきれないお悩みがある方は検討してみてください。

【まとめ】

理想の小顔サイズを知って理想のフェイスラインを目指そう

本記事では、小顔と言えるサイズの基準を詳しく解説しました。

顔が大きく見える要因は様々ですので、ご自身にぴったりな小顔治療をご検討ください。

また、施術にプラスしてセルフケアを取り入れると美しい小顔を維持できます。

施術の注意点もしっかり把握して、万全な状態で小顔治療に臨みましょう。