切らない眼瞼下垂のデメリットやリスクとは?

「目が重たい」「眠たそうに見える」といった眼瞼下垂の症状を、メスを使わずに改善できる「切らない眼瞼下垂」。
切開を伴う施術方法と比較してダウンタイムが短く、手軽な施術として人気ですが、一定のデメリットやリスクがある点も把握しておく必要があります。
本記事では、切らない眼瞼下垂を検討中の方が冷静に判断できるよう、デメリットやリスクを詳しく解説します。
後悔しないためのクリニック選びについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
- 切らない眼瞼下垂は効果が永久ではなく、後戻りのリスクがある
- 重度の下垂や皮膚のたるみが強い場合は適応外となる可能性がある
- 左右差・異物感・視界のぼやけなどのリスクは多くが一時的だが、症状が続く場合は受診が必要
- 経験豊富な医師の選択と丁寧なカウンセリングがデメリット回避のポイント
- 術後のアフターケアの徹底が仕上がりと効果の持続につながる
片岡院長「切らない」からこそ知っておくべきポイントがあります。納得して理想の目元を手に入れるために、まずは正しい知識を身につけましょう!
この記事の監修医師
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切らない眼瞼下垂のデメリット

「切らない眼瞼下垂(ミュラー筋タッキング法)」は、メスを使用しない利点がある一方で、施術の特性上避けられないデメリットもあります。
後悔を避けるために、まずは以下のポイントを確認しておきましょう。
- 効果が永久ではない
- 適応範囲が限られる
効果が永久ではない
切らない眼瞼下垂のデメリットとしてはまず、効果が永久ではない点が挙げられます。
留意すべき注意点として、切らない眼瞼下垂は糸で筋肉を留めているに過ぎないため、時間経過とともに糸が緩んだり、外れたりして効果が薄れる(後戻りする)可能性があります。
個人差はありますが、効果持続期間は数年間程度です。
切開法のように組織を直接縫い縮めて固定するわけではないため、半永久的に効果が続く切開法と比較すると、持続力においては劣ります。
片岡院長効果持続期間にはあくまでも個人差があります。詳しくは、施術を担当する医師に相談してみましょう。
適応範囲が限られる
切らない方法は軽度〜中等度の眼瞼下垂には効果的ですが、重度の眼瞼下垂の方や、まぶたの皮膚のたるみが主な原因となっている方には適していません。
糸によるアプローチはあくまで筋肉を固定することで目の開きを改善するものであり、皮膚そのものを取り除く効果はないためです。
皮膚のたるみが強いケースでは、無理に糸で持ち上げようとしても開きが十分に改善されないだけでなく、余った皮膚がまつ毛にかぶさって見た目が不自然になる可能性もあります。
挙筋やミュラー筋の機能には問題がなく、皮膚のたるみだけで下垂して見えている「偽性眼瞼下垂」のケースでは、糸による術式では根本的な改善が困難です。
そのため、皮膚切除を伴う切開法や、まぶた上部の余分な皮膚を取り除く眉下切開が候補に挙がります。
片岡院長自分の症状が切らない方法に適応となるかどうかは、カウンセリングで医師に正確に判断してもらうことが重要です。
切らない眼瞼下垂のリスク

施術後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、リスクの事前把握も欠かせません。
ここでは、切らない眼瞼下垂のリスクについて解説します。
- 左右差が出る
- 違和感・異物感が出る
- 理想通りの仕上がりにならない
- 視界がぼやける
- 想定よりも早期に糸が取れる
左右差が出る
切らない眼瞼下垂のリスクとしてまず考えられるのが、左右差の発生です。
そもそも人間の顔は左右完全に対称ではなく、まぶたを持ち上げる筋肉の強さや反応にも、左右で個人差があります。
切らない眼瞼下垂はまぶたの裏側という狭い領域で細やかな調整を行う手術であるため、左右まったく同じ開き具合に仕上げることは原則として難しく、術後に左右差を感じるケースが少なくありません。
特に片目だけ施術を行う場合や、左右で下垂の進行度が異なる場合は、術後に左右差が生じるリスクがより高くなります。
また、手術後の筋肉の反応には個人差があるため、同じ手術を受けても仕上がりが完全に左右対称になるとは限りません。
片岡院長左右差が気になる場合は、自己判断せずに担当医に相談しましょう。
違和感・異物感が出る
切らない眼瞼下垂は、まぶたの裏側(結膜側)から糸を通して筋肉を手繰り寄せて固定する施術であるため、術後に目の中でゴロゴロするような異物感やまぶたの引きつれ感を覚えることがあります。
これは糸の結び目や糸の通り道周辺の組織が刺激されることで生じるもので、多くの場合は日数の経過とともに馴染んでいきます。
ただし、まれにまぶたの裏側に糸がわずかに露出することがあり、その場合は角膜を傷つける恐れがあるため注意が必要です。
また、切らない眼瞼下垂ではミュラー筋という交感神経と関わりの深い筋肉にアプローチするため、施術後に目のまぶしさや頭痛・不快感といった自律神経への影響が考えられる症状が一時的に現れることも稀にあります。
片岡院長違和感や異物感が数日経っても改善しない場合、症状が強くなってきた場合は、自己判断せずに速やかに担当医へ相談することが重要です。
理想通りの仕上がりにならない
切らない眼瞼下垂では、術後の仕上がりが必ずしも希望通りになるとは限りません。
仕上がりへの不満として代表的なのが過矯正と低矯正の2パターンです。
過矯正とは目の開きが強くなりすぎた状態で、白目が必要以上に露出したり、目が閉じにくくなる(兎眼)症状が現れることがあります。
一方、低矯正の場合はまぶたの開きがほとんど改善されず、手術前との変化を実感しにくくなります。
また、切らない眼瞼下垂は皮膚を切除しない施術であるため、まぶたに皮膚のたるみや余りがある場合は、希望する二重幅が実現しにくいことがある点にも留意が必要です。
片岡院長術前に仕上がりのイメージを丁寧にすり合わせておくことが大切です。
視界がぼやける
切らない眼瞼下垂の施術後に、視界がぼやけるケースもあります。
まぶたの組織に腫れが生じて眼球を内側から圧迫することで、一時的に視界がぼやけたり、見えにくさを感じたりすることがあるのです。
ダウンタイム中に起こりやすい症状であり、腫れが引くにつれて視界も自然と回復していくのが一般的です。
ただし、「数日経っても改善しない」「症状が徐々に強くなっている」と感じる場合は、別のトラブルが生じている可能性があります。
片岡院長そのような場合は自己判断せず、速やかに担当医へ相談するようにしましょう。
想定よりも早期に糸が取れる
切らない眼瞼下垂は糸でまぶたの筋肉を手繰り寄せて固定する施術であるため、切開法と異なり、時間の経過とともに糸が緩んで効果が薄れる(後戻りする)可能性があります。
効果の持続期間には個人差がありますが、一般的には数年程度とされており、想定よりも早期に糸が取れてしまうケースもあります。
後戻りが起きやすい要因としては、目を強くこする癖やコンタクトレンズの頻繁な着脱、加齢による組織の変化などが挙げられるでしょう。
また、まぶたの脂肪が多い方や皮膚が厚い方は、糸にかかる負担が大きくなりやすく、比較的早い段階で緩みが生じることがあります。
片岡院長効果が薄れたと感じた際は、担当医に現在の状態を確認してもらうことをおすすめします。
切らない眼瞼下垂のデメリットを回避するためのポイント

ここでは、切らない眼瞼下垂のデメリットやリスクを回避するためのポイントを以下のとおり解説します。
- 経験豊富な医師を選ぶ
- カウンセリングで不安点や疑問点を解消する
- アフターケアを徹底する
経験豊富な医師を選ぶ
切らない眼瞼下垂のデメリットやリスクを回避するためには、経験豊富な医師に施術してもらうことが大切です。
切らない眼瞼下垂は、まぶたの裏側という狭い領域でミリ単位の調整を行う繊細な施術です。
仕上がりの自然さや安全性は担当医の技術力や経験値に左右されるため、実績豊富な医師を選ぶことが大切なリスク回避策だといえます。
医師を選ぶ際は、切らない眼瞼下垂の施術件数や症例写真の公開状況を確認しましょう。
片岡院長症例写真は数だけでなく、仕上がりの自然さや説明の丁寧さにも注目することが大切です。切らない眼瞼下垂の医師選びのポイントについては、以下もご参照ください。

カウンセリングで不安点や疑問点を解消する
切らない眼瞼下垂で後悔しないためには、施術前のカウンセリングを十分に活用することが欠かせません。
カウンセリングでは、自分の眼瞼下垂の程度や原因が切らない方法に適応するかどうかを医師に判断してもらうことが最初のステップです。
カウンセリングの場では、希望する仕上がりのイメージや不安点を遠慮なく伝えましょう。
期待できる効果だけでなく、デメリットやリスク、ダウンタイムの目安、費用の内訳についても確認しておくことが重要です。
カウンセリングでデメリットやリスクをほとんど説明しない、十分な診察なしにすぐ施術をすすめてくるような医師には注意が必要です。
片岡院長当院ではカウンセリングに十分な時間をかけ、患者一人ひとりの疑問や不安に丁寧に答えることを大切にしています。
アフターケアを徹底する
施術後の過ごし方は、仕上がりの安定や効果の持続に直接影響します。
担当医からの指示をしっかり守り、アフターケアを徹底することがデメリットやリスクの軽減につながります。
| 項目 | 注意する内容 |
|---|---|
| コンタクトレンズ | 術後1週間程度は使用を控える |
| 洗顔・シャワー | 当日から可能だが、患部を強く擦らない |
| 激しい運動・サウナ・長時間入浴・過度な飲酒 | 術後1週間程度は控える |
| 目をこする癖 | 意識的に改善し、糸の緩みを防ぐ |
術後に違和感や異物感、視界の変化など気になる症状が続く場合は、自己判断せずに速やかに担当医へ相談することが大切です。
片岡院長医師の指示をしっかりと守ることが大切です。不安点があれば、すぐに相談できるようなクリニックであれば施術を依頼しやすいでしょう。
切らない眼瞼下垂の症例

ここでは、当院で施術を行った切らない眼瞼下垂の実際の症例写真をご紹介します。
ビフォーアフターを基に、施術に対するイメージを具体化させていきましょう。

切らない眼瞼下垂の症例
切らない眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)や、その腱膜を瞼板に固定することで、まぶたの開きを良くする手術です。
| ダウンタイム | だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、目がゴロゴロする、二重幅に左右差があると感じる、希望の二重幅と異なると感じる、眉が下がることによる二重幅の変化、ラインが消失する、ラインの乱れ、違和感を感じるなどを生じることがあります。 |
| 所用時間 | 30分程度 |
| 価格 | 198,000円(税込) |
片岡院長当院の症例写真については、以下のページにてご紹介しています。
切らない眼瞼下垂に関するよくある質問

ここでは、切らない眼瞼下垂に関して皆さまからよくいただく以下のご質問にお答えします。
- 切らない眼瞼下垂には施術中の痛みがありますか?
- コンタクトレンズはいつから付けられますか?
- 不自然なパッチリ目になりませんか?
切らない眼瞼下垂には施術中の痛みがありますか?
切らない眼瞼下垂の施術では、はじめに局所麻酔を丁寧に行うため、施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔注射の際にチクッとした感覚を覚えることはありますが、あくまでも一時的なものです。
痛みへの不安が強い方であれば、当院では局所麻酔に加えて静脈麻酔(オプション)を選択することも可能です。
片岡院長事前のカウンセリングで、麻酔方法や痛みへの対処についても遠慮なく相談しておくとよいでしょう。
コンタクトレンズはいつから付けられますか?
切らない眼瞼下垂はまぶたの裏側(結膜側)にアプローチする施術であるため、術後約1週間程度はコンタクトレンズの使用をお控えいただく必要があります。
コンタクトレンズの着脱時にまぶたを引っ張る動作が、術後の組織や糸の固定に負担をかける恐れがあるためです。
なお、ハードタイプのコンタクトレンズをご使用の方は、ソフトタイプよりも着脱時の負担が大きくなる場合があるため、再開の時期については担当医の指示に従うようにしましょう。
片岡院長当該期間中は、メガネで生活できるようにご準備いただくことをおすすめします。
不自然なパッチリ目になりませんか?
適切な診断と丁寧な手技のもとで施術を行えば、不自然に目が開きすぎることなく、自然でぱっちりとした目元に仕上げられます。
不自然な印象が生じるのは、主に開きすぎの状態(過矯正)になった場合です。
術前のカウンセリングで仕上がりのイメージをしっかりすり合わせ、まばたきをした際の自然さや白目の見え方を医師と丁寧に確認しておくことが大切です。
また、まぶたの皮膚のたるみの有無や眼瞼下垂の程度によっては、切らない方法だけでは理想の仕上がりに限界が生じる場合もあります。
片岡院長自分の状態に合った施術かどうかをカウンセリングで正確に見極めてもらうことが、自然な仕上がりを目指すうえでは大切です。
【まとめ】正しい理解で理想の目元を手に入れよう

今回は、切らない眼瞼下垂術のデメリットやリスクと、それらを回避するためのポイントについて詳しく解説してきました。
今回の記事のポイントは、以下のとおりです。
- 切らない眼瞼下垂は糸で筋肉を留める施術であるため、効果が永久ではなく後戻りする可能性がある
- 軽度〜中等度の眼瞼下垂に適した施術であり、患者様の状態によっては適応外となることもある
- 左右差・異物感・視界のぼやけなどは多くの場合一時的だが、症状が続く場合は速やかに担当医へ相談する
- デメリットやリスクを回避するには、経験豊富な医師選びと十分なカウンセリングが不可欠
- 術後は担当医の指示に従い、アフターケアを徹底することが仕上がりの安定につながる
切らない眼瞼下垂は、メスを使わずに目の印象を明るくできる治療法です。
しかし、納得のいく結果を得るためには、デメリットやリスクを正しく理解し、自分の状態に合っているかを見極めることも欠かせません。
ラムールクリニックでは、患者様一人ひとりの目元の状態を確認したうえで、適切な施術方法・計画の提案に努めています。
眼瞼下垂のお悩みを解消したい方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。
片岡院長当院の切らない眼瞼下垂については、以下のページから詳細をご覧いただけます。こちらも、あわせてご参照ください。
- Karacal N, et al. “Blepharoptosis correction transconjunctivally using buried suture method: A prospective cohort study.” Aesthetic Plastic Surgery, 2015. PMID: 26553476
- Karesh JW, et al. “Blepharoptosis surgery complicated by late suture migration.” Ophthalmic Plastic and Reconstructive Surgery, 2000. PMID: 11004269

