ハイフ(HIFU)の後遺症は何が起こる?|原因や副作用との違いを解説
数ある美容医療の中でもダウンタイムが短く、手軽に受けられる施術として人気の「ハイフ(HIFU)」。
その一方で、ハイフの安全性が気になる方も多いのではないでしょうか。
いくら手軽に受けられるとはいえ、副作用などのリスクに加え、起こりうる後遺症にも注意しなければなりません。
今回はハイフの後遺症として考えられる症状にはどんなものがあるのか、また副作用とはどう異なるのかについて詳しく見ていきましょう。
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく、人生に寄り添い、皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために
最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく人生に寄り添って、
皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
ハイフ(HIFU)の後遺症の症状
ハイフは適切な管理下において、経験豊富な医療従事者が施術を行うことが重要です。
しかし、後遺症が残る可能性もゼロではないため、万が一のことを考えて事前に確認しておかなければなりません。
ハイフを受けた後は下記の3種類のような症状が現れないかどうか、注意しながら過ごしましょう。
- やけどが起こる
- 強い痛み・むくみ
- 麻痺・動きや感覚が鈍くなる
それぞれの後遺症について詳しくご紹介します。
やけどが起こる
ハイフは60~70℃台の熱を肌へ照射する施術のため、場合によってはやけどが起こる可能性があります。
人がやけどを引き起こす最低温度は意外にも45℃程度と低く、70℃であれば一瞬当たっただけでも症状が出やすいのが特徴です。
機器の設定や希望する仕上がりによっては高い温度で施術を行っているケースもあるため、やけどが起こった場合も完治するまでに時間がかかる可能性があります。
万が一やけどが起こった際はなるべく早くクリニックに相談したり、皮膚科を受診したりして対処しなければなりません。
強い痛み・むくみ
ハイフは多少の痛みがあっても耐えられる場合が多く、麻酔を使わずに施術を行う可能性もあります。
用意周到なクリニックではクリームを使った表面麻酔で痛みを緩和したり、ガスタイプの笑気麻酔で不安を和らげたりすることもあるでしょう。
しかし耐え難いほどの痛みが現れたり、施術後にひどくむくんだりする場合は、後遺症の一つである可能性が高いといえます。
そもそもハイフとは、「脂肪層」や「SMAS筋膜」にアプローチすることで小顔効果やリフトアップ効果を狙うものです。
そのため顔のどこにでも照射すれば良いというわけではなく、神経や筋肉を避けて施術を行わなければなりません。
中でも筋肉に超音波が当たって損傷してしまうと、大きな痛みやむくみを生じる可能性があります。
施術後に痛みが引かない場合はもちろん、施術中であっても異変を感じたときは速やかに医師へ相談しましょう。
麻痺・動きや感覚が鈍くなる
先ほどは筋肉の損傷についてご紹介しましたが、神経が損傷すると顔の動きが不自然になったり、表情が作れなくなったりといった症状が現れる可能性があります。
症状が一部であればまだしも、重要な神経を傷つけてしまうと、広範囲が麻痺することも考えられます。
他にも顔を触ったときに感覚がなかったり、ビリビリとしびれた感覚があったりする場合も同様です。
少し待てば症状が回復することもあれば、数ヶ月かかってようやく改善されることもあるため、こちらも速やかに医師へ相談することが大切です。
ラムールクリニックでは、ハイフを受けた後も細やかなアフターケアを提供しております。気になることがあればお気軽にご相談ください。
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ハイフ(HIFU)の後遺症が起きる原因
上記でご紹介したような後遺症は、患者様側の問題で起こるわけではありません。
だからこそ、症状や原因を正しく理解し、万が一の際に即行動できるよう準備しておくことが大切です。
ハイフで後遺症が起こってしまう原因は、主に以下の2種類が考えられます。
- 照射の焦点が皮膚内部に当たっていなかったから
- 筋肉や神経がある部分に照射してしまったから
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
照射の焦点が皮膚内部に当たっていなかったから
ハイフは機器から超音波を発生させ、皮膚の奥深くで熱を発生させることで脂肪溶解やSMAS筋膜の引き締めを目指す施術です。
超音波は扇形で放射され、皮膚の奥深くに到達して初めて熱を発生させます。
そのため表皮や真皮などの浅い層にはダメージが及ばず、やけどのリスクが低いといわれています。
しかし、これはハイフの危機がしっかりと肌に密着していることが前提であって、機器と肌の間に隙間がある場合は、本来脂肪そうやSMAS筋膜でのみを発生するはずの熱が表皮近くに溜まりやけどを引き起こすリスクが高まります。
また、頬骨が突出している方や、頬がこけている方など、顔の凹凸に合わせて施術を行うのが難しい場合はハイフ以外の施術をおすすめする場合があります。
それにもかかわらずハイフを強行したり、患者様に伝えず肌に密着しないまま施術を行ったりした場合も、やけどの危険性が高くなるでしょう。
筋肉や神経がある部分に照射してしまったから
通常、ハイフ施術を担当する医師は、顔の構造をしっかりと理解していなければなりません。
解剖学に長けているのに加えて豊富な経験を持ち、筋肉や神経の付き方といった個人差を把握した上で施術を行う必要があるります。
しかし知識や経験が足りない医師が担当した場合などで、筋肉や神経に超音波を照射した場合、痛みや麻痺といった症状が出るリスクが高まってしまうでしょう。
ラムールクリニックでは十分な経験を積んだ医師がハイフを担当しております。万が一のリスクも含めてご相談させていただきますので、お気軽にご来院ください。
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ハイフ(HIFU)の後遺症を回避するためのチェックポイント
「注意しなければならない」とはいっても、具体的に後遺症が現れた患者様がどれほどいるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
消費者庁がコラムとして発表した情報※によれば、「事故情報データバンク」に寄せられたハイフの事故情報は2015年から2022年12月までに135件あるとされています。
ハイフの人気が高まってきた2021年・2022年の事故が多く、先ほどご紹介したやけどや痛み・神経損傷のほか、目の近くを施術したことで急性白内障になった例もあるようです。
※消費者庁「コラムVol.2 エステサロン等でのHIFU施術にはリスクがあります」
その多くはエステサロンで受けたハイフによるものですが、クリニックでの事故情報もあるため、同様に注意が必要といえます。
続いてはそんな気をつけるべき後遺症をどう回避すれば良いのか、施術前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
- 使用する機器がどのようなものかを自分でも説明できるか?
- 効果だけでなくリスクや副作用についても知って納得したか?
- ほかの施術方法や選択肢の説明も受けて自分で選択したか?
- 施術の費用や回数・解約条件などの契約内容について十分に理解できたか?
- その施術は「今すぐ」必要か?最後にもう一度確認する
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
使用する機器がどのようなものかを自分でも説明できるか?
ハイフを受ける際には、ハイフとはいったいどんなものなのかを詳しく知っておかなければなりません。
仕組みや効果を理解しておくことで、起こりうる後遺症に対し心の準備ができ、万が一の際に落ち着いて行動できるでしょう。
ハイフといっても使われている機械にはさまざまなものがあり、種類によって照射温度や効果の出方・持続期間などが異なります。
医師の技術不足によって起こるやけどは照射温度が高ければ高いほどリスクがあるため、クリニックを選ぶ際は慎重に行いましょう。
効果だけでなくリスクや副作用などについても知って納得したか?
ハイフに限らず、美容医療を受ける際はつい効果にばかり注目してしまいがちです。
しかし、実際は効果よりもリスクや副作用・ダウンタイムなどを重視し、万が一のトラブル時に備えなければなりません。
ネット情報で見たデメリットに加え、カウンセリング時などに医師から直接リスクについて説明してもらい、納得した上で施術を受けることが大切です。
中にはカウンセリングを短時間で済ませたり、良い面ばかり説明してリスクを隠したりするクリニックも存在します。
信頼できる医師を選ぶためにも、良い面・悪い面を丁寧に説明してくれるクリニックでの施術がおすすめです。
ほかの施術方法や選択肢の説明も受けて自分で選択したか?
「ハイフを受けたい」とクリニックを訪ねると、自然とハイフを前提としてカウンセリングが進み、施術を受けることになるでしょう。
しかし、肌の状態や悩みの内容に応じて適切な施術が他にもあるかもしれません。
患者様がどんな状態を目指したいのか、どんなことに悩んでいるのかを聞き出し、ハイフ以外にも適切な施術がないか相談にのってくれるクリニックならば、より選びやすいでしょう。
ときには顔の凹凸が大きいなどの理由でハイフが向いていないにもかかわらず、施術を強行するクリニックもあるようです。
この場合、通常時に比べ後遺症などのリスクが上がるため、さらなる注意が必要となります。
クリニックを選ぶ際は、本当にハイフが合っているのか、または他にできうる施術はないかどうか、細かく医師に確認しておきましょう。
複数の選択肢について細かく聞いた上で、もっとも良いとされる施術を自分の判断で選ぶことが大切です。
施術の費用や回数・解約条件などの契約内容について十分に理解できたか?
施術後のトラブルは、後遺症など肌への影響だけではありません。
時には思うような効果が得られなかったり、コースを組んだにもかかわらず予定通りに通えなかったりすることもあるでしょう。
こういった場合に慌てず対応するため、自分の受ける施術内容や費用について深く理解した上で契約を行うことが大切です。
1回ごと受ける場合は主に費用面を、複数回のコースを契約する場合は自分に合った回数やスパン・消化期限などをチェックする必要があります。
また、やむを得ない事情があるなど、コースを解約したい場合の手続きについても確認しておくと良いでしょう。
その施術は「今すぐ」必要か?最後にもう一度確認する
念入りなカウンセリングを受け、ハイフについての知識を深めた後は、契約前に再度「ハイフを今すぐ受けるべきか」について考えてみましょう。
何とかしたいとの思いが強く先走っていないかどうか、一旦冷静になって考えてみることをおすすめします。
あるいは医師やカウンセラーの勧誘を受け、現時点で不要なはずの施術を検討してはいないでしょうか。
ハイフのもつ効果とリスクを天秤にかけ、最後に一呼吸おいて確認することで、しっかりと納得した状態で施術へと踏み切れるでしょう。
ラムールクリニックでは一人ひとりに対し十分なカウンセリング時間を設けております。ご相談はWEBやお電話にてお気軽にお申込みください。
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これってハイフ(HIFU)の後遺症?ハイフの施術後の副作用
可能性が低いとはいえ、ハイフにはいくつかの後遺症が残る可能性があります。
一方で肌に熱を加えているために、後遺症とは異なる「副作用」が現れることも念頭に置いておかなければなりません。
これらの副作用は緊急性の低いものも多いため、あらかじめ内容を確認し、慌てずに対処できるようにしておきましょう。
- 施術中の痛み
- 肌の乾燥
- 頬がコケて見える
- 赤みや腫れ・むくみ
それぞれの副作用について詳しくご紹介します。
施術中の痛み
耐え難いとまではいかなくとも、ハイフの施術中は多少なりとも痛みが発生します。
ピリピリ・チクチクといった軽い痛みがある場合は、麻酔をせず出力を調整しながら施術を行います。
骨に近い場所などは奥で響くような痛みを感じることもあり、クリニックによっては麻酔を使いながらの施術となるでしょう。
痛みが続くのは照射中から長くても翌日程度で、時間が経つにつれ気にならなくなっていくことが多いといえます。
肌の乾燥
肌内部に熱を発生させるハイフは、水分が蒸発しやすく、一時的に肌が乾燥状態へと陥ります。
紫外線や摩擦によるダメージを受けやすい状態のため、普段よりも肌をしっかりと労りながら過ごしましょう。
保湿メインのスキンケアアイテムを使い、刺激の強い美容液やフェイスパック・スクラブなどのケアはしばらくお休みするのがおすすめです。
頬がコケて見える
元々頬に脂肪が少ない方に対し、ハイフで頬周辺を入念に照射すると、コケたような仕上がりになる場合があります。
また、ハイフによってたるみや脂肪が減り、隠れていた骨格が目立ってしまい頬がコケて見えることもあるでしょう。
こうならないために、医師は一人ひとりの骨格や脂肪の付き方を見極めながら施術を行わなければなりません。
施術後に頬がコケてしまった場合は、別途改善のための施術が必要な場合もあるため、一度クリニックに相談することをおすすめします。
赤みや腫れ・むくみ
先ほど後遺症として挙げたほどのレベルではないものの、副作用として赤みや腫れ・むくみが出る場合があります。
ほとんどの場合は耐えられる程度ですが、症状が強すぎる場合は必ずクリニックへ相談しましょう。
一般的には一週間程度を目安に症状が落ち着くため、長引く場合も同様に相談が必要です。
ラムールクリニックでは、万が一施術後にトラブルがあった場合も、患者様からのご連絡にすぐ対応できるよう準備を整えております。
もしハイフ(HIFU)で後遺症か副作用か判断が難しい場合は担当医へ相談しよう
ハイフの施術後に何らかの症状があった場合、患者様自身が緊急性の高い「後遺症」と問題のないことが多い「副作用」を見極めるのは難しいでしょう。
大丈夫だろうと考え放置した結果、重大な症状を見逃してしまい、結果として後遺症が長く出る可能性もあります。
まずはどんなに些細なことでも気負わずに相談し、施術を担当した医師の判断を仰ぐことが大切です。
連絡する時間が取れないほど忙しい場合や、お電話での連絡が苦手な方は、施術前に起こりうるリスクと問題のない症状について細かく聞いておくのもおすすめです。
ラムールクリニックでは、どんなに些細な内容であっても丁寧に対応させていただきます。WEB・お電話のいずれかから、お気軽にご連絡ください。
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ハイフ(HIFU)の後遺症に関してよくある質問
最後に、ハイフの後遺症に関していただくことの多いご質問に回答します。
- ハイフをやらないほうがいい部位はありますか?
- ハイフの施術後にやってはいけないことはなんですか?
- ハイフなどの美容医療の後遺症は保険適用の対象ですか?
限られたカウンセリング時間を有効に使うためにも、考えられる質問と回答はあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
ハイフをやらないほうがいい部位はありますか?
ハイフの施術を避けた方が良い部位としては、首や目の周りなどが挙げられます。
これらの部位は皮膚が薄く熱によるダメージを受けやすいため、後遺症の部分でご紹介した「急性白内障」など深刻な症状が出やすいのも理由の一つです。
また、顔の脂肪が少ない方は頬がコケて見えたり、エラが目立ったりする可能性があるため、頬へのハイフ施術を避けた方が良いでしょう。
ハイフの施術後にやってはいけないことはなんですか?
ハイフの施術後は、主に以下のような行動を避けた方が良いとされています。
- 飲酒
- 湯船への入浴やサウナ
- 汗をかくほどの激しい運動
- 施術直後の食事
- 喫煙
飲酒・入浴・運動は、血行が良くなるため副作用が起こりやすい傾向にあります。
特に施術当日はこれらの行動を避け、体を休めてあげましょう。
また、施術直後は溶解された脂肪細胞を分解するため、肝臓が活発にはたらいている時間です。
ここで食事をとってしまうと肝臓が栄養素の分解にかかりきりになってしまい、せっかく溶解した脂肪細胞が分解されずにとどまってしまう可能性があります。
食事は施術が終わって2~3時間程度経ち、肝臓のはたらきがひと段落してから行うと良いでしょう。
さらに、血行が良くなる行動を控えるべきなのに加え、喫煙のように血行を悪くする行動も良くありません。
血行が悪くなるとせっかくの施術効果が薄れてしまう可能性があるため、なるべく時間を空けることをおすすめします。
ハイフなどの美容医療の後遺症は保険適用の対象ですか?
ハイフを含め、美容目的で受ける施術は保険の対象になりません。
そのため、多くのクリニックが自費治療として費用を定めており、時には高額な施術費用が発生することもあるでしょう。
さらに、万が一ハイフなどの美容医療を受けて後遺症が残った場合も、処置を行うのに保険が適用されるとは限りません。
本件に関しては現在も明確な線引きがなく、保険が適用されるクリニックは少ない傾向にあります。
後遺症などのトラブルには無料で対応していたり、提携している医療機関に紹介状を書いてくれたりするクリニックもあるため、必ず施術前に確認することが大切です。
【まとめ】ハイフ(HIFU)の後遺症の症状・原因
今回はハイフの施術で起こりうる後遺症の内容や、副作用との症状の違い、後遺症が残らないための対策などをご紹介しました。
安全に受けられると謳っているところも多いハイフですが、やけどや麻痺などの後遺症が起こる可能性もゼロではありません。
これらのリスクを正しく理解し、万が一の際の対応までしっかりと確認した上で受けることが大切です。
ラムールクリニックでは念入りなカウンセリングの元、患者様一人ひとりの不安や疑問点はもちろん、リスクについても納得していただいた上で施術を行っております。
ラムールクリニックでハイフをご希望の方は、お気軽にカウンセリングへお申し込みください。WEB・お電話のどちらからでもご相談いただけます。
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