ハイフ(HIFU)後の食事がNGなのはなぜ?食事内容の注意点や対処法を解説
顔にメスや注射針を入れることなく、たるみやほうれい線の改善を目指せる「HIFU(ハイフ)」。
ハイフのマシンだけでこれらの悩みにアプローチをしていくため、施術を受けるに当たりさまざまな注意点があるのも特徴です。
今回はその中から、ハイフの直後はNGとされる「食事」について詳しくご紹介していきます。
ハイフの施術後はなぜ食事をしてはならないのか、またうっかり何かを食べてしまった場合はどう対処すれば良いのかについても解説します。
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく、人生に寄り添い、皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために
最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく人生に寄り添って、
皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
ハイフ後に食事をしてはいけない理由
ハイフの施術後に食事をしてはいけないといわれるのには、以下のような理由があります。
- 消化不良を起こす可能性があるから
- ハイフの効果が薄れる可能性があるから
むやみに「NG」といわれるよりも、理由を理解していた方が、すんなりと受け入れやすいのではないでしょうか。
せっかく受けたハイフをトラブルなく終えるためにも、それぞれの理由について詳しく確認しておきましょう。
消化不良を起こす可能性があるから
ハイフを受けると、施術部位に熱が加わり、脂肪の溶解を促進させることが期待できます。
ドロドロになった脂肪は血管へ流れやすくなり、通常時に比べてスムーズに排出されることが特徴です。
顔の脂肪はダイエットで落としにくいというデメリットもあるため、ハイフなどの医療機器を使って効率的に落とすと良いでしょう。
つまり、ハイフを受けた後は、身体が脂肪を排出するために通常時よりもはたらいている状態です。
さらに詳しくいえば、脂肪の分解には肝臓のはたらきが必要不可欠であり、本来のはたらきである胆汁の分泌が不足しやすくなってしまいます。[注1]
[注1]:厚生労働省:肝臓の役割
胆汁といえば食べ物を消化することにも欠かせない存在であるため、食事の後は十分に分泌されていなければなりません。
このことから、ハイフの施術後に食事を摂ってしまうと、普段よりも消化に時間がかかったり、消化しきれずに残った食べ物によって胃もたれや不快感を招いたりする傾向が高まるといえるでしょう。
ハイフのはたらきにより脂肪がしっかりと分解され、肝臓が食べ物を消化するための胆汁を十分に分泌できるようになってから食事を摂ることが重要です。
ハイフの効果が薄れる可能性があるから
上記でご紹介したように、「ハイフによる脂肪分解」と「食べ物の消化」には、いずれも肝臓のはたらきが必要不可欠です。
肝臓は一つしかないため、急に普段を上回るはたらきをしてほしいと思っても難しいでしょう。
せっかく肝臓がハイフによって脂肪の分解を始めても、その後に食事を摂ることで、食べ物の消化にも肝臓を利用しなければなりません。
結果として消化不良になるだけでなく、脂肪の分解すらもおろそかになってしまう点に注意が必要です。
施術後の注意点をしっかりと守って過ごした場合に比べ、ハイフを受けても思うような効果が得られないといったトラブルを招く可能性も高まります。
「これくらいなら」と食べ物をつまんだり、注意が必要な時間内にも関わらず食事を摂ったりすることがないよう、ハイフを受ける時間帯にも注意しておくことが大切です。
ハイフを受ける際は、必ず担当医と食事を摂取して良い時間等を確認しましょう。
ハイフ後の食事の注意点
ハイフを受けたからといって、何日間も食事を摂れないわけではありません。
施術後から数えて初めての食事は特に、以下の注意点を守って正しく摂ることが大切です。
- 一定の時間が経過してから食事を摂る
- カロリーが低くヘルシーな食事を選ぶ
- 炭水化物や添加物は避ける
- 水分を十分に摂取する
- アルコールは控える
それぞれの注意点について詳しくご紹介します。
一定の時間が経過してから食事を摂る
ハイフの施術後は、一定の時間が経ったことを確認してから食事を摂るようにしましょう。
具体的に何時間後から食事ができるかは医師の指示に従う必要がありますが、大まかな目安として施術から2~3時間後であれば良い傾向にあります。
言い換えれば施術から2~3時間以内は活発に脂肪の分解が行われている時間のため、むやみに食事を摂らないように注意が必要です。
午前中に施術を予定している場合は朝一番を選び、夕食に影響を及ぼしたくない場合は午後3時頃までに施術を受けておくなど、予約の空き状況を見ながら受けやすいタイミングを選びましょう。
カロリーが低くヘルシーな食事を選ぶ
施術から一定の時間が経過した後は、肝臓を中心とする内臓がたっぷりとはたらいた後に食事を摂ることとなるため、急に糖質や脂質の多い食べ物を選ぶことはおすすめできません。
うどんや雑炊など消化がしやすいメニューを選んだり、内臓に負担のかかりにくい食材を摂ったりすることで、胃もたれや消化不良といったトラブルを防げるでしょう。
脂肪の減少を目的としてハイフを受けるならば、良質なタンパク質を補給し若々しい肌を目指したり、ビタミンやミネラルを欠かさず摂取して肌の免疫力をアップしたりといった工夫を行うこともおすすめします。
たるみやほうれい線といったトラブルはハイフの施術で改善を目指せますが、今後起こりうるトラブルは今の食事や生活内容にかかっていることを覚えておきましょう。
炭水化物や添加物は避ける
炭水化物や添加物は、はたらきの弱まった胃腸にとって負担となる恐れがあり、ハイフ後の食事内容としては不向きです。
炭水化物を摂る場合は、先ほどご紹介したように柔らかく煮たうどんや雑炊などを選び、消化不良にならないような工夫を心掛けましょう。
施術から時間が空いたからといって、お腹いっぱいになるまで食べ過ぎるのも良くありません。
特に炭水化物を食べ過ぎてしまうと、エネルギーとして使われなかった分は中性脂肪として身体に蓄えられてしまいます。
せっかくハイフで脂肪を分解したにも関わらず、その後の食事で中性脂肪を増やしてしまえば元も子もありません。
ハイフの効果を長く実感するためにも、また今後新たに脂肪がついてしまうのを防ぐためにも、普段の食事内容から見直していきましょう。
水分を十分に摂取する
ハイフによってドロドロに溶かされた脂肪が排出される先は「血液」や「リンパ管」です。
つまり、スムーズに血液から体外へと排出されるためには、血液やリンパ管の流れが滞っておらず、サラサラとした状態であることが重要です。
ハイフの施術後はこれらの流れを促進させるべく、水分を多めに摂取しておくと良いでしょう。
水分ならば何でも良いのかといえばそうではなく、可能であればぬるま湯など味の付いていない飲み物が理想です。
カフェインの多く含まれる緑茶や紅茶・コーヒーなどには利尿作用があり、かえって身体内の水分が不足しやすくなるため注意が必要です。
アルコールは控える
先ほども紹介したように、脂肪をしっかりと分解・排出するためには肝臓のはたらきが必要です。
これまでは食べ物を消化するために活躍していると紹介しましたが、もう一つの大きな役割として挙げられるのが「アルコールの分解」です。
肝臓はアルコールをアセトアルデヒドへと分解し、さらに無害な酢酸へと変えて排出する役割を担っています。
ここに脂肪の分解という役割までもが加わってしまうと、肝臓のはたらきが低下し、いずれの分解もうまくいかなくなってしまうでしょう。
ハイフだけに留まらず、どんな美容医療の施術であっても、受けた直後に飲酒をするのはおすすめできません。
ラムールクリニックでは、施術後の過ごし方についても詳しくご説明し、納得した上でお帰りいただいています。以下のボタンからお気軽にご相談ください。
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ハイフ直後に食事をしてしまった時の対処法
「ハイフの施術後は食事をしてはいけない」とご紹介しましたが、ついうっかり食べ物を口に入れてしまったときはどうすれば良いのでしょうか。
万が一ハイフ直後に食事をしてしまったときの対処法は、以下の通りです。
- すぐに重篤な症状に陥る可能性は低い
- 赤みや腫れの症状が酷くなった場合は担当医に相談する
それぞれの対処法について、詳しくご紹介します。
すぐに重篤な症状に陥る可能性は低い
第一に、ハイフの施術直後に食事をしてしまったからといって、ただちに重篤な症状が出る可能性は低いといえます。
消化不良などの一時的なトラブルが起こる恐れがあるとはいえ、耐え難いほどの症状が出たり、すぐさま医療機関を受診しなければならない状況に陥ったりするケースは少ないでしょう。
主に肝臓がうまくはたらかなくなってしまうことで、ハイフの効果が出にくくなったり、食べ物の消化が遅れたりする点に注意が必要です。
仮に施術直後に食事を摂ってしまっても、慌てたり過剰に心配したりする必要はありません。
赤みや腫れの症状が酷くなった場合は担当医に相談する
ハイフの施術後に現れる症状は人によってさまざまであり、「〇〇が起こる」と一概にいえるわけではありません。
そのため、多くの人にとって問題がなかったとしても、一部の人は赤みや腫れの症状が強く出る恐れがあります。
一般的なダウンタイムとしての赤みや腫れは長くても1週間程度で治まりますが、この期間を過ぎても改善が見られなかったり、時間を追うごとに症状が酷くなったりする場合は医師へ相談しましょう。
些細な不安点でもすぐに相談できるよう、アフターケア体制の整ったクリニックを選ぶことをおすすめします。
ラムールクリニックでは、施術後の気になる点についていつでもお応えできる体制を整えています。「この程度なら」と我慢せず、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
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ハイフ前の食事の注意点
これまではハイフの施術後に摂る食事についてご紹介してきましたが、同様に施術前の食事についてもいくつかの注意点が存在します。
ハイフの効果を最大限に発揮させるためにも、予約前日から以下のような点に注意しておきましょう。
- 施術の約1~2時間前は食事を摂らない
- 高カロリーな食事を控える
- アルコールを摂取しない
それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
施術の約1〜2時間前は食事を摂らない
施術当日は、予約時間の1~2時間前までに食事を済ませておくことが大切です。
これ以上後になって食事を摂ってしまうと、肝臓が消化のために一生懸命はたらいている状態であり、脂肪の分解まで手が回らなくなってしまう可能性があります。
せっかくのハイフの効果が十分に発揮されないだけでなく、食べたものがしっかりと消化されなくなる可能性もあるため、施術直前の食事は避けましょう。
仮に食べてしまったことに気づいたときは、黙って施術を受けるのではなく、必ずクリニックに相談してください。
高カロリーな食事を控える
施術の直前でなくても、直近の食事はカロリーを抑えたメニューにするとよいでしょう。
高カロリーな食事は内臓に負担がかかりやすく、いざハイフを受けたときに十分なはたらきができなくなる可能性があります。
糖質や脂質の多い食材を避け、タンパク質やビタミン・ミネラル・食物繊維などを中心に摂取することで、身体内の環境が整い脂肪を分解しやすい状態でハイフを受けられます。
ハイフの施術後も同じ食事内容を心掛け、新たな脂肪がついてしまうのを防ぎましょう。
アルコールを摂取しない
これまでに紹介してきたように、ハイフの成功は肝臓のはたらきに左右される傾向にあります。
施術前にアルコールを摂取してしまうと、肝臓がアルコールの分解をしている間は脂肪の分解が進まず、ハイフの効果が正しく発揮されません。
また、赤みや腫れといったダウンタイムの症状も強く出る恐れもあるため、アルコールの摂取は施術前の数日間は控えることが大切です。
こちらも飲み会の予定がある翌日などにはクリニックの予約を入れず、プライベートとうまく予定を合わせながらハイフに挑戦すると良いでしょう。
ハイフは複数回受けるとさらに理想の状態へ近づきやすくなる施術です。何回目の来院もスムーズに予約を入れられるよう、あらかじめ予約を入れられそうな日を確認しておくことをおすすめします。
ハイフ後の食事に関するQ&A
ハイフ後の食事に関して、患者様からいただくことの多いご質問に回答します。
- ハイフ後の食事はいつから摂っていいですか?
- ハイフを受けた日の食事はどうしたらいいですか?
- ハイフ後に食事以外でやってはいけないことはありますか?
あらかじめ考えられる不明点は解消しておき、納得した上でハイフの施術に臨めるよう準備しておきましょう。
ハイフ後の食事はいつから摂っていいですか?
ハイフの施術後は、1~2時間程度経過してから食事を摂るようにしましょう。
1回目の食事は特にヘルシーなものを中心に摂取し、身体の負担を最小限に抑えることが大切です。
どうしてもお腹が空いてしまう場合は、ゼリー飲料などをこまめに口に入れ、施術後の時間をしのぎましょう。
ガムを噛んだり、ぬるま湯を飲んだりするだけでも空腹感がまぎれやすくなります。
ハイフを受けた日の食事はどうしたらいいですか?
ハイフを受けてから1~2時間程度経過していれば、普段の食事と同じように摂取して問題ありません。
もちろん糖質や脂質を避けられればそれがベストですが、量を減らしたことがきっかけで夜中にお腹が空いてしまい、お菓子やカップラーメンなどをつまんでしまっては意味がありません。
内臓に負担のかからない消化の良いものを選び、時間をかけて良く噛みながら食べることをおすすめします。
ハイフ後に食事以外でやってはいけないことはありますか?
ハイフの施術後は、以下のような行動が禁忌事項として挙げられます。
- 湯船への入浴やサウナの利用
- 激しい運動
- アルコールの摂取
- 喫煙
- スキンケアの不徹底
- 紫外線対策の不徹底
- 施術部位への摩擦
入浴・運動・アルコールの3点は血行を促進するため、ハイフのダウンタイムが長引いたり、症状が激しく出たりする恐れがあります。
さらにダメージを負った肌は外部刺激に弱い状態となるため、保湿ケアや紫外線対策を入念に行い、新たなトラブルを防がなければなりません。
普段よりも徹底した対策を心掛け、クリニックを出るときから日焼け止めを塗っておくことが大切です。
また、ハイフによって熱が加わった肌を必要以上に触ったり、クレンジングや洗顔をゴシゴシと強い力で行ったりする行動は敏感になっている部位にとって良くありません。
スクラブやフェイスパックなどのスペシャルケア、カミソリやシェーバーを使っての産毛剃りなども一旦お休みし、肌を十分に休める時間を確保してあげましょう。
【まとめ】
ハイフ後の食事のタイミングや注意点
今回は、ハイフの施術後に食事を摂ってはいけない理由や、ついうっかり食べてしまった場合の対処法などを紹介しました。
ハイフの後に脂肪が排出されるためには、肝臓が正しくはたらいていなければなりません。
施術後はもちろん、施術前にもいくつかの注意点を抑え、肝臓が脂肪の分解に100%の力を出せるよう工夫すると良いでしょう。
ラムールクリニックでは、患者様一人ひとりのライフスタイルやご希望に合わせ、ハイフの施術を細かく調整しながらご提案します。
ラムールクリニックのハイフが気になる方は、以下のボタンからお気軽にお問い合わせください。
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