クマ取りで失明する?リスクの原因・確率と後悔しない対策を解説

目の下のクマやたるみをすっきりさせて、若々しい印象を取り戻すことが可能な「クマ取り」治療。
魅力的な施術方法の一つですが、インターネットやSNSで「クマ取りで失明することがある」という情報を見て、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
クマ取り治療による失明は稀な事例ですが、リスクが完全にゼロであるとは言いきれません。
本記事では、施術を受けるかどうかの判断に役立つように、クマ取りで失明が起こる原因やトラブルを避けるための具体的な対策について詳しく解説します。
- クマ取りによる失明の発生確率は低く、適切な医療機関を選ぶことで多くは回避可能
- 失明の主な原因は、術後の球後出血・注入系治療による血管塞栓・医師の技術不足の3つ
- 形成外科専門医(日本専門医機構認定)の資格保有や症例数など、医師・クリニック選びが重要
- 術後は血行を上げる行為を避け、頭を高く保ち、目元への刺激を最小限にすることが大切
- 目の奥の激しい痛み・まぶたの急激な腫れ・視界の異常を感じたら、迷わず早期受診を
片岡院長当院のクマ取り治療については、以下のページから詳細をご確認いただけます。
この記事の監修医師
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クマ取りで失明する可能性は極めて低いがゼロではない

クマ取り手術(切らない目の下の脱脂術など)において、失明が発生する可能性は低いといえます。
近年SNSやニュースで失明事故が話題になり、気になった方もいるかもしれません。
しかし、背景には術後の対応遅れや医師の技術不足といった要因があったとされており、適切な医療機関を選ぶことで多くは回避できます。
手術の際、メスや器具が直接視神経に触れるようなことは、基本的な手技が行われていれば原則として考えにくいです。
しかし、どのような外科手術であっても出血や感染といった合併症のリスクは常に伴います。
術後の経過や偶発的なトラブルなどにより、視力障害につながるリスクは完全には否定できないとは考えておくべきです。
片岡院長頻繁に起こる事態ではありませんが、体質や術後の行動によって危険性が高まることもあります。クマ取りの失敗例については、以下の動画もぜひご参照ください。
クマ取りで失明や視力低下を引き起こす主な原因

クマ取りにおける失明のリスクを避けるためには、トラブル発生のメカニズムを理解しておくことが大切です。
ここでは、クマ取り治療において視力に悪影響を及ぼす主な原因について以下のとおり解説します。
- 術後の止血不足による球後出血
- 注入系治療(ヒアルロン酸・脂肪注入)による血管塞栓
- 医師の技術力不足による手術ミス
術後の止血不足による球後出血
目の下の脱脂術などで失明につながる代表的な原因の一つが、目の奥で発生する「球後出血(眼窩内出血)」です。
手術中に切除した箇所から術後に出血が再発し、逃げ場を失った血液が眼球の奥(眼窩内)に溜まってしまう現象を指します。
溜まった血の塊(血腫)が膨らむと、眼球の後ろを通る視神経や眼動脈を圧迫する恐れがあります。
そして、視神経や眼動脈が圧迫された状態が続くと視神経への血流が途絶えてしまい、最悪の場合には失明に至る可能性があるのです。
そのため、手術中の丁寧な止血処置と、万が一の術後出血に対する早急な減圧処置(血腫を取り除く処置)が重要です。
片岡院長血が止まりにくい体質の方や、術後に血圧が上がる行為をした方は特に注意が必要です。
注入系治療(ヒアルロン酸・脂肪注入)による血管塞栓
メスを使わないクマ取りとして人気のヒアルロン酸注入や、脱脂後の窪みを平らにする脂肪注入でも失明リスクは存在します。
注射針の先が誤って目元の重要な動脈に入り込み、注入物が血管を塞いでしまう「血管塞栓」が原因です。
目元の血管は眼動脈や網膜中心動脈と繋がっているため、これらが詰まると網膜に酸素が行き渡らなくなり、視力低下や失明を引き起こします。
片岡院長手軽に見える注射治療も、顔面の緻密な血管構造を熟知した医師による施術が欠かせません。
医師の技術力不足による手術ミス
知識や臨床経験が不足している医師がクマ取りの施術を行うと、手術中のミスによって不要な組織を傷つけてしまう可能性が高まります。
目の周りは皮膚や筋肉、脂肪、神経が狭いスペースに複雑に入り組んでいる部位です。
例えば、過剰に脂肪を引っ張り出して切除しようとした際に、奥にある細い動脈を損傷させてしまい、出血を引き起こすケースなどが挙げられます。
また、術前に患者の既往症や服用薬(抗凝固薬など)を十分に確認しないまま手術を行うことも、予期せぬ出血リスクを高める要因となります。
片岡院長クマ取りのデメリットやリスクについては、以下の記事もご参考にしてみてください。

クマ取りによる失明トラブルを防ぐ対策方法

重大な合併症は、事前のリサーチやクリニック選びによって大部分を防ぐことが可能です。
クマ取り治療で後悔しないために、患者様自身が実践すべき3つの対策をご紹介します。
- 経験豊富で解剖学に精通した医師・クリニックを選ぶ
- カウンセリングでリスクの説明を十分に受ける
- 異常を感じたらすぐにクリニックを受診すること
経験豊富で解剖学に精通した医師・クリニックを選ぶ
クマ取りにおけるリスクを避けるためには、目元の解剖構造に熟知した医師・クリニックを見つけることが大切です。
「形成外科専門医(日本専門医機構認定)」の資格を持つ医師や、症例数が豊富で術後トラブルの対処法にも精通している医師を選ぶとよいでしょう。
熟練した医師であれば、手術中に微細な出血も見逃さずに止血(電気凝固など)をその都度行い、術後の球後出血のリスクを下げられます。
クリニックのホームページなどで、担当医の経歴や保有資格、これまでの実績を確認するようにしてください。
片岡院長当院では、「形成外科専門医(日本専門医機構認定)」の資格を持つ医師が在籍しています。当院の医師の詳細については以下をご覧ください。
カウンセリングでリスクの説明を十分に受ける
カウンセリングでリスクの説明を十分に受けることも、クマ取りによる失明を避けるためには大切です。
信頼できる医師であれば、施術のメリットだけでなく合併症のリスクについても丁寧に説明してくれます。
カウンセリングの際に「失明のリスクが怖い」「万が一出血した場合はどのような対応をしてくれるか」と率直に質問してみましょう。
患者様からの質問に対して曖昧にごまかしたりせず、リスクに関する原因や具体的な予防策、万が一の緊急対応フローを丁寧に説明してくれるかどうかをチェックしてみてください。
また、自身の目の状態に適した治療法(適応)を提案してくれるかも、失敗を回避するためには大切なポイントです。
片岡院長当院では、丁寧なカウンセリングのうえで最適と判断できる施術計画を提案しています。当院のクマ取りについては以下のページをご覧ください。
異常を感じたらすぐにクリニックを受診する
もしも術後にトラブルが発生したとしても、初期対応が早ければ最悪の事態を避けられる可能性があります。
万が一、以下のような症状が現れたら、すぐに手術を受けたクリニックに電話をするか、夜間などで連絡がつかない場合は救急外来や眼科を受診し、速やかに対応してもらうようにしましょう。
- 目の奥に激しい痛みを感じる
- まぶたが急激に腫れ上がる
- 視界が急にかすむ
- 見えなくなる など
術後の異変に対して、すぐに連絡がつき対応してもらえる「アフターサポート体制」が整っているクリニックを選ぶことも、重要なトラブル予防策です。
術後に失明リスクを高めないための過ごし方

クマ取り手術が終わった後の数日間は、手術の仕上がりを左右する重要な期間です。
患者様ご自身が以下のような生活上の注意点をしっかりと守ることで、術後出血のリスクを最小限に抑えられます。
- 血行を促進する行為を避ける
- 頭はなるべく高く保つ
- 目元に触れすぎない・目を使いすぎない
血行を促進する行為を避ける
術後3日間〜1週間程度は、血行が促進されて再び出血が始まるのを防ぐことが大切です。
以下のような行動は血行を促進するため、この期間はできる限り避けてください。
- 激しいスポーツ
- アルコールの摂取
- 長時間の入浴やサウナ
- 辛い食べ物の摂取 など
血行が良くなると、せっかく固まりかけていた手術部位の血管の傷口が開いてしまい、球後出血の原因になり得ます。
シャワーは首から下のみで済ませて運動は控えめにし、できるだけ安静にリラックスして過ごすことが合併症を防ぐための第一歩です。
片岡院長「少しだけならお酒を飲んでも大丈夫」と思われる方もいるかもしれませんが、医師から指示されたことはしっかりと守って過ごしましょう。
頭はなるべく高く保つ
術後の就寝時や安静時には、頭の位置を心臓よりも高く保つ工夫をしましょう。
頭を低くして寝ると、重力の関係で頭部や目元に血液が集中しやすくなり、目元の圧力(眼圧)が高まってしまいます。
眼圧の上昇は、術後の腫れを長引かせるだけでなく、微細な血管からのにじみ出るような出血を誘発する恐れがあります。
寝るときは枕を少し高めのものにするか、クッションを背中に当てて上体を少し起こした姿勢で休むと、目元の負担を効果的に軽減可能です。
片岡院長日中も、うつ伏せでスマホを見たり、下を向く時間が長く続いたりしないように姿勢を意識しましょう。
目元に触れすぎない・目を使いすぎない
手術直後の傷口はデリケートであるため、物理的な刺激を与えることは厳禁です。
目元が痒いからと強くこすったり、クレンジングや洗顔の際に力を入れて押さえたりすると、血管が破れて出血を起こす直接的な原因になります。
また、スマートフォンの画面やパソコン、読書などで目を酷使すると、無意識のうちに目元の筋肉が緊張し、眼圧が高まります。
術後数日間は目元には極力触れず、長時間の画面注視を避けて目をしっかりと休ませる習慣を心がけてください。
片岡院長目薬を差す際などにも、まぶたを強く引っ張らないよう細心の注意を払いましょう。
当院のクマ取りの症例

ラムールクリニックにおけるクマ取り(経結膜脱脂術)の実際の症例をご紹介します。

切らないクマ取り(経結膜脱脂)
下まぶたの裏側から余分な脂肪を取り除き、目の下のクマやたるみを改善する施術です。
| ダウンタイム | 腫れ、内出血、一時的な涙目、異物感 |
| 所用時間 | 120分程度 |
| 価格 | 330,000円 |

切らないクマ取り(経結膜脱脂)
下まぶたの裏側から余分な脂肪を取り除き、目の下のクマやたるみを改善する施術です。
| ダウンタイム | 腫れ、内出血、一時的な涙目、異物感 |
| 所用時間 | 120分程度 |
| 価格 | 330,000円 |

切らないクマ取り(経結膜脱脂)
下まぶたの裏側から余分な脂肪を取り除き、目の下のクマやたるみを改善する施術です。
| ダウンタイム | 腫れ、内出血、一時的な涙目、異物感 |
| 所用時間 | 120分程度 |
| 価格 | 330,000円 |
片岡院長以下のボタンから当院の他のクマ取りの症例をご覧いただけるので、気になる方はぜひご覧ください。
クマ取りの失明や失敗に関するよくある質問

皆様から寄せられる、クマ取りと失明リスク・失敗に関する代表的なご質問に医師が回答します。
- 脱脂術とハムラ法、どちらが失明リスクは低いですか?
- 術後に目がかすむ・見えにくいと感じた場合の対処法はありますか?
- クマ取り手術を受けてはいけない人はいますか?
脱脂術とハムラ法、どちらが失明リスクは低いですか?
医学的には、脱脂術(経結膜脱脂術)とハムラ法のどちらであっても、術後出血(球後出血)のリスク自体は存在するため、一概に「どちらが圧倒的に低い」と言い切ることはできません。
ただし、アプローチ方法や手術の侵襲範囲に違いがあります。
経結膜脱脂術はまぶたの裏側から短時間で行うため身体への負担が少ない一方、ハムラ法は脂肪を移動させて固定する複雑な手技が必要で、手術時間も長くなる傾向があります。
片岡院長重要なのは術式そのものの比較よりも、その術式をどれだけ高い精度で、丁寧な止血を徹底しながら実施できるかどうかです。
術後に目がかすむ・見えにくいと感じた場合の対処法はありますか?
術後の一時的な目のかすみやゴロゴロ感は、手術中に入れた軟膏や麻酔薬、涙の分泌バランスの変化によるものが多く、通常は時間経過で改善します。
しかし、「徐々に視界が暗くなる」「急激に視力が低下する」「目の奥に激しい痛みを伴う」などの場合は、前述した球後出血が疑われます。
少しでも見え方に異常を感じ、その症状が急速に悪化している場合は、我慢して放置せず早期に担当クリニックまたは救急医療機関へ連絡してください。
片岡院長自己判断で放置せず、おかしいと感じたら、夜間であっても迷わず相談しましょう。
クマ取り手術を受けてはいけない人はいますか?
血液をサラサラにする薬(抗凝固薬や抗血小板薬など)を常用している方は、術中・術後の血が止まりにくく球後出血のリスクが高まるため、事前確認が必要です。
主治医の許可のもとで一定期間休薬できる場合を除き、手術を受けられないことがあります。
また、コントロール不良の高血圧症を患っている方も、手術中や術後の急激な血圧上昇により出血を招く恐れがあるため注意が必要です。
ドライアイや甲状腺眼症などの眼疾患をお持ちの方、 全身状態が優れない方も施術を控えるべきケースがありますので、持病や内服薬がある方はカウンセリング時に必ず医師へ申告してください。
片岡院長クマ取りの施術に関する詳細は、以下のページでチェックしてみてください。
【まとめ】クマ取りの失明リスクを正しく理解しましょう

クマ取り手術における失明は稀な合併症ですが、術後の止血不全による球後出血や、注入系治療における血管の塞栓などによって発生する可能性はあります。
これらの事故を防ぐためには、解剖学に精通した信頼のおける医師・クリニックを選び、カウンセリングでリスク管理について十分に確認することが重要です。
また、術後の安静や血行を促進する行動を控えるなど、患者様ご自身の正しい術後ケアも安全な結果のために不可欠だといえます。
もし術後に痛みや急激な腫れ、視界の異常を感じた場合は、決して時間を置かずに速やかに医師の診察を受けるようにしましょう。
ラムールクリニックでは、繊細な技術と万全のサポート体制を整え、患者様お一人おひとりに寄り添った医療を提供しております。
目の下のクマにお悩みの方は、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
片岡院長当院のクマ取りに関しては以下のページで詳細を紹介していますので、ぜひお気軽にチェックしてみてください。
- Hass AN, Penne RB, Stefanyszyn MA, Flanagan JC. Incidence of postblepharoplasty orbital hemorrhage and associated visual loss. Ophthalmic Plastic and Reconstructive Surgery. 2004;20(6):426-432. doi:10.1097/01.iop.0000143711.48389.c5
- Mejia JD, Ergo FM, Nahai F. Visual Loss After Blepharoplasty: Incidence, Management, and Preventive Measures. Aesthetic Surgery Journal. 2011;31(1):21-29. doi:10.1177/1090820X10391212
- Christie B, Block L, Ma Y, Wick A, Afifi A. Retrobulbar hematoma: A systematic review of factors related to outcomes. Journal of Plastic, Reconstructive & Aesthetic Surgery. 2018;71(2):155-161. doi:10.1016/j.bjps.2017.10.025

