ブルドッグ顔になる原因｜予防方法や改善に役立つ美容施術とは？

年齢を重ねるにつれてたるみが気になってくると、まるでブルドッグのような印象になることがあります。

特に、「頬のたるみ」がブルドッグ顔の原因になりやすく、一度気になり始めるとセルフケアではなかなか改善できないため、自身の顔に変化を感じたらすぐに対策を行わなければなりません。

今回はそんなブルドッグ顔について、自分でできる予防方法や、手っ取り早く改善したい方におすすめの美容施術についてご紹介します。

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ブルドッグ顔とは？

ブルドッグ顔とは、その名の通り頬や口周りの皮膚がたるんでブルドッグのように見える状態を指します。

頬の皮膚が垂れ下がることによって、ほうれい線が深く刻まれて実年齢よりも上に見られることも多いでしょう。

「加齢によって起こるもの」といったイメージが強い症状の一つである一方、実際には20代や30代でも悩んでいる方が多いのが特徴です。

今ブルドッグ顔について悩んでいない方も、今後のために正しい対策を知っておくことをおすすめします。

ブルドッグ顔になる原因

一言でブルドッグ顔といっても、その原因は人によって様々です。

自身の原因を正しく知ることで、今後の悪化を防ぐとともに、適切な対策で症状の改善を目指せるでしょう。

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

姿勢の悪さ

現代人の特徴として問題視されている「姿勢の悪さ」は、ブルドッグ顔だけでなく、様々な肌トラブルの原因となります。

通常であれば頭や顔の重みは背骨を伝って足の裏へと伝わるようにできていますが、猫背などの姿勢によって顔が前に出ると、顔の皮膚が重力に負けてたるみやすくなるでしょう。

具体的には、以下のような姿勢の悪さがブルドッグ顔の原因となる可能性があるため注意が必要です。

元々姿勢が悪い方もいれば、スマートフォンやPCを見る時間が増えたことで猫背になっている方、頬杖をつく癖がある方など様々なパターンがあります。

顔の皮膚がたるむだけでなく、姿勢の悪さによって顔周りの血行が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなるのもブルドッグ顔の原因といえるでしょう。

急激な体重変動

急激に体重が増えてしまったり、反対に短期間で体重が大幅に減少したりすると、ブルドッグ顔になりやすいため注意が必要です。

短い間で体重が大きく増えてしまった場合、その分顔にも脂肪が付きやすく、頬が重みによってたるみやすくなるでしょう。

これに対して、過度なダイエットなどで体重が減ると脂肪だけが減少して皮膚が余ってしまい、ブルドッグのように大きく垂れ下がったフェイスラインになってしまいます。

体重を増やすのも減らすのも、長い時間をかけてゆっくりと行うことが大切です。

口元の筋肉の衰え

私たちの顔にはたくさんの筋肉が付いており、顔の筋肉が繊細に動くことによって表情が作られています。

これを「表情筋」といいますが、以下のような生活習慣を行なっている方は、表情筋が衰えている場合があります。

特に口元の筋肉が衰えてしまうと、上に乗っている脂肪を支えきれなくなり、結果として大きなたるみに繋がるため注意しなければなりません。

むくみによる影響

「むくみ」と聞くと、ふくらはぎなど四肢に症状が出るのをイメージする方が多いのではないでしょうか。

むくみは代謝しきれない水分が溜まってしまうことによって起こるため、時には顔に症状が見られる場合があります。

一時的な症状であれば問題がない場合がほとんどですが、むくんでいる状態が長く続くと、顔が一回り大きく見える・ブルドッグのように頬がたるむなどのトラブルに繋がってしまうでしょう。

身体が冷えており代謝が低下している方や、塩分の多い食事が日常化している方、お酒を飲む機会が多い方などもむくみやすいため注意が必要です。

頬の皮下脂肪の多さ

私たちの顔は皮膚の下に脂肪の層があり、その下を筋肉などが支えています。

筋肉がしっかりと付いていたり、脂肪の量が適度であったりする場合は、筋肉が脂肪を支えてくれるため肌がたるみにくい状態です。

これに対して、先ほどご紹介したように筋肉が衰えていたり、筋肉の支える力を上回るほどの脂肪が付いていたりすると、脂肪が重力に負けて垂れ下がってしまうでしょう。

その結果、支えきれなくなった脂肪が口周りを覆い、ブルドッグのように見えてしまうでしょう。

誤ったマッサージやスキンケア

日頃たるみを改善しようと、顔のマッサージをしている方も多いのではないでしょうか？

マッサージには肌トラブルを瞬時に改善する力はありませんが、正しく行えば今後のトラブルを予防することに繋がります。

一方、誤った方法でマッサージを行ってしまったり、ゴシゴシと力を入れてしまったりすると、肌に摩擦力が加わりたるみの原因となってしまいます。

マッサージだけでなく、誤った方法でスキンケアを行うこともブルドッグ顔の原因となるため、必ず自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

ブルドッグ顔を予防するためには、第一に「肌を擦らないこと」、そして「保湿メインのケアを行うこと」が大切です。

スクラブ入り洗顔やフェイスパックなどのスペシャルケアを使いすぎないよう、肌への刺激を最小限に抑えてあげることをおすすめします。

加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少

私たちの顔に起こる肌トラブルの中には、「加齢」が原因となっているケースが多く見られます。

年齢を重ねるにつれて肌の内部にあるコラーゲンやエラスチンが減少してしまい、土台を失った肌がたるんでしまうと、ブルドッグ顔に繋がってしまうでしょう。

コラーゲンは肌の奥深くにある真皮層にあり、網目状に広がって肌を支えています。

エラスチンはそんなコラーゲン同士を繋ぎ合わせ、弾力のある肌作りに欠かせない成分です。

これらが失われると、上の画像にあるように土台が大きく崩れ、表皮や真皮は大きく凹んでしまいます。

結果、外側から見たときにシワやたるみといった肌トラブルとして表れてしまうでしょう。

ブルドッグ顔の予防・改善方法

ブルドッグ顔の原因が分かったところで、次は予防・改善方法を紹介します。

日頃の習慣を少し変えるだけでもたるみの変化は期待できるので、以下の内容を参考に実践してみてください。

塩分を控える

ブルドッグ顔の原因の1つであるむくみは、「塩分の摂りすぎ」である場合も考えられます。

塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度を下げるために水分を多く溜め込もうとする働きがあります。

また、しょっぱいものを多く食べることで喉が乾きやすくなり、飲水量が増えてしまうのもむくみの一因です。

むくみによるたるみを予防・改善させるために、なるべく塩分を控えた食事を心がけましょう。

厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準（2020年版）」では、塩分摂取量を以下のように設定しています。

塩分の摂りすぎはむくみだけでなく、高血圧や食道がんのリスクにもつながります。

塩分の調整が難しい場合は、カリウムを含む野菜や果物を意識して摂るところから始めてみましょう。

参考：e-ヘルスネット｜ナトリウム

生活習慣やクセを見直す

ブルドッグ顔は日頃の生活習慣やクセを見直すだけでも、多少の変化が期待できます。

口呼吸がクセになっている方や硬いものを食べない方は、表情筋の衰えが進行しやすく、たるみの原因になりやすいです。

また、偏った食生活や睡眠不足などは肌のターンオーバーを乱れす要因となり、結果としてブルドッグ顔が悪化してしまいます。

過度なダイエットによる体重減少は皮膚のたるみを引き起こしてしまうため、ダイエットをする場合は少しずつ体重を減らしましょう。

表情筋トレーニングを行う

デスクワークで人との会話が少ない方は、表情筋の衰えによってたるみが生じている場合があります。

表情筋の衰えを改善する有効な手段の一つが、以下で紹介する「表情筋トレーニング」です。

表情筋は「顔面筋」とも言い、顔にある約20〜30種類の筋肉の総称を指します。

表情筋の中でも「頬」に関連する筋肉を中心に鍛えることで、たるみの予防が期待できます。

紫外線や保湿対策をしっかりと行う

紫外線や保湿対策は、エラスチンやコラーゲンを守るために必要不可欠な対策です。

加齢によってエラスチンは減少しますが、紫外線によるダメージや肌のターンオーバーの乱れも大きく関係しています。

肌の乾燥を防ぐことや紫外線から皮膚を守ることは、肌の新陳代謝を上げ、コラーゲン生成のサポートにもなります。

つまり、肌の水分量が保持されることで皮膚にハリが戻り、乾燥によるたるみ予防につながるでしょう。

日頃から正しい姿勢を意識して生活する

猫背やうつむき姿勢がクセになっている方は、正しい姿勢を意識することも大切です。

姿勢が悪いと肩や首、顔の筋肉に負荷がかかり、たるみの原因につながります。

座るときは骨盤を立てることを意識し、パソコン作業が多い場合はこまめに肩周りのストレッチや首をほぐしましょう。

美容施術を受ける

ブルドッグ顔の根本的な改善を目指す場合は、「美容施術」を検討しましょう。

セルフケアでむくみを多少すっきりさせることはできますが、毎日続けなければ効果は持続しません。

また、セルフケアだと即効性はないため、早くブルドッグ顔を改善したいという方も美容施術を受けるのがおすすめです。

ブルドッグ顔を改善する美容施術はいくつかありますが、当院では以下のメニューを取り揃えています。

各施術の詳細は、次の「ブルドッグ顔を改善するための美容施術」で紹介します。

当院で行う、ブルドッグ顔を改善するための美容施術を紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

糸リフト

糸リフトはリフトアップを目的とする施術で、「スレッドリフト」とも呼ばれています。

コグのついた糸を肌の組織内に挿入し引っ張り上げることで、たるみの改善が期待できます。

メスを使用しないため傷跡もほとんど目立たず、ダウンタイム期間が短いのもメリットの一つです。

また、コグの刺激によってコラーゲンの生成促進が起き、肌の弾力やハリの向上も期待できます。

当院では3種類の糸を使い分け、悩みや状態に適した施術をご提案させていただいています。

	PDO	PCL	WPCL
持久力	6ヶ月から12ヶ月	24ヶ月	12ヶ月から24ヶ月
リフトアップ力	中	中〜強い	強い
強度	柔らかい	少し硬い	硬い
コラーゲン生成	入れた本数分コラーゲンの生成が期待できる
その他	6ヶ月から12ヶ月で溶け、痛みもすくないため最初に試すのに最適。	ゆっくり溶けるため3本の中で一番持続時間が長く、バランスの良い素材。	3本の中で一番硬いため、リフトアップが一番期待できる。

ハイフ

ハイフは「高密度焦点式超音波」とも言い、熱エネルギーを施術部位に集中照射する施術です。

照射部位は創傷治癒過程でコラーゲンが生成され、肌のハリや弾力向上が期待できます。

皮膚表面や照射部位以外にはダメージがないため体への負担が少なく、ダウンタイム期間も短く済むことが多いです。

また、熱凝固作用によって皮膚の深層にあるSMAS層が引き締められ、リフトアップ効果も狙えます。

当院で採用している「ウルトラフォーマーMPT」は、標準出力が低いため火傷のリスクが低く、痛みもほとんど感じません。

当院の美容施術の症例

当院で行った糸リフトの症例を紹介します。

施術後のイメージを持たせやすくするために、ぜひ参考にしてください。

ブルドッグ顔改善の治療を受ける時の注意点

ブルドッグ顔改善の治療を受けるときの注意点を紹介します。

治療で失敗や後悔しないように、以下の内容をしっかり押さえておきましょう。

自分の顔に合った施術を選ぶ

美容施術を受ける前に、まず自分の顔の状態に合ったメニューを選びましょう。

当院で行う糸リフトとハイフの場合、糸リフトは早くリフトアップを叶えたい方に向いています。

一方、ハイフは、コラーゲン生成も促進されやすく、さまざまな肌トラブルを抱えている方におすすめです。

ですが、最終的にどちらが適しているかは、カウンセリングで医師に判断してもらうのが確実です。

施術によるダウンタイムや回復期間を考慮する

施術を検討する際は、ダウンタイム期間や日常生活への影響も考慮しましょう。

ハイフは施術直後でもメイク可能ですが、糸リフトは施術翌日からでないとメイクができません。

ダウンタイムもハイフは1週間程度で落ち着くことが多いですが、糸リフトは1〜3週間程度かかる場合があります。

施術内容によってダウンタイム期間や日常生活の制限が異なるため、医師からの説明をよく聞いた上で施術を受けるタイミングなどを検討しましょう。

カウンセリングで施術のリスクをしっかり確認する

施術を受ける前に、必ずカウンセリングで施術のリスクを確認しておきましょう。

どの施術においても、100％成功するということはありません。

万が一のリスクが起こり得る可能性もあるので、作用機序や効果だけを把握するのではなく、リスクがあることも納得した上で施術を受けるか検討してください。

また、もし失敗した場合にどのような対応をしてもらえるのか聞いておくと、いざトラブルが起きた時も迅速に対応できるでしょう。

施術後のアフターケアをしっかりと行う

ブルドッグ顔改善の治療を受けた後は、アフターケアも入念に行いましょう。

糸リフトとハイフどちらも施術直後はなるべく安静に過ごし、ダウンタイムの症状が長引かないよう、血行が良くなる行為は避けてください。

また、各施術を受けた後のアフターケアは、以下の通りです。

アフターケアを怠るとダウンタイムが長引くだけでなく、十分な効果が得られない可能性もあります。

施術後の過ごし方や注意点については、医師や看護師の指示に従いましょう。

ブルドッグ顔に関してよくある質問

ブルドッグ顔に関してよく寄せられる質問にお答えします。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

若いのにブルドック顔になる原因は何ですか？

若いのにブルドッグ顔になるのは、以下の原因が挙げられます。

若い方でブルドッグ顔になる原因は、肌の老化ではなく生活習慣の乱れであることが高い傾向にあります。

姿勢の悪さによる筋肉の衰えや、むくみ、急激な体重変動などがありますが、どれも少し意識を変えるだけでたるみの改善が期待できます。

エラスチンやコラーゲンの減少は若い方の場合あまり関係していないことが多いため、正しい姿勢と規則正しい生活を心がけましょう。

しかし、セルフケアのみでは根本的な改善が難しいため、美容施術を検討するのも手段の一つです。

ブルドッグ顔は何歳くらいから気になりますか？

ブルドッグ顔は40歳頃から気になる方が多いですが、早ければ20歳〜30歳で気になる方もいます。

加齢によってエラスチンやコラーゲンが減少したるみが目立つようになりますが、生活週間の乱れやむくみが原因で、若い方でもブルドッグ顔が起こる場合があります。

顔のたるみは進行してしまうと複数の美容施術を併用しないと改善が難しくなってしまうため、早めの対策が重要です。

規則正しい生活や紫外線対策も欠かせませんが、根本的に改善したい場合は美容施術を検討しましょう。

ブルドッグ顔になりやすい人の特徴はなんですか？

ブルドッグ顔になりやすい人の特徴は、以下の通りです。

丸型や卵型の輪郭で顎が小さめの方は、口元やフェイスラインのたるみが出やすい傾向にあります。

また、過度なダイエットで急激な体重の増減を繰り返すと、若い方でも顔の皮膚がたるみやすくなります。

規則正しい生活を過ごしていてもブルドッグ顔が改善されない場合は、美容施術で根本的に治療することが可能です。

【まとめ】ブルドッグ顔でお悩みの方はL’amour clinic Tokyo渋谷院へ

頬や口元のたるみが目立つ「ブルドッグ顔」は、加齢による影響のほか生活習慣の乱れも大きく関係しています。

セルフケアである程度たるみの改善は期待できますが、根本的に治したい場合は「美容施術」を受けるのがおすすめです。

当院では、糸リフトとハイフによるブルドッグ顔治療を行なっていますが、患者様の状態に合わせて適切な施術をご提案させていただきます。