ダーマペンとポテンツァの違いは?メリット・デメリットや費用を比較
さまざまな肌トラブルの改善が期待できる「ダーマペン」と「ポテンツァ」。
この2つの施術について「どちらがおすすめなのか、違いを知りたい」と気になることが多いのではないでしょうか。
今回はそのような疑問にお答えするため、ダーマペンとポテンツァをあらゆる面で比較し、違いをまとめていきます。
それぞれのメリットとデメリットも比較しているため、ご自身に適した施術がどちらかの参考にしてみましょう。
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく、人生に寄り添い、皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
この記事の執筆者
片岡 紘士(kataoka hiroshi)
L’amour clinic Tokyoの院長として、お客様の笑顔のために
最高の施術を提供しています。
当院では、その場限りではなく人生に寄り添って、
皆様から愛されるクリニックを目指しております。
経歴
- 昭和大学
- 昭和大学江東豊洲病院
- 昭和大学藤が丘病院
- 某美容クリニック
- L’amour clinic Tokyo
ダーマペンとは?
ダーマペンは、髪の毛よりも細い極細針で、肌の表面に一時的に小さな傷をつけ「創傷治癒作用」を起こすことで、肌のターンオーバーを期待できるペンタイプの治療機器です。
16本の極細針が1秒間に約120回という高速振動を起こすことで、皮膚に微細な穴を無数に空けます。
創傷治癒作用とは、皮膚が傷から立ち直るための自然治癒の作用ですが、この作用が起きると皮膚の中でコラーゲンが活発に生成されます。
また、創傷治癒を引き起こすだけでなく、薬剤の注入を同時にできることも、ダーマペン4のポイントです。
皮膚に穴が空いている分、通常時よりも有効成分の浸透を深くすることも期待できます。
ダーマペンの料金や概要は、以下のボタンからご確認いただけます。
ポテンツァとは?
ポテンツァ(POTENZA)とは、マイクロニードルと高周波の力により、様々な肌トラブルの改善を図れる「ダーマペンの進化版」と呼ばれる施術です。
マイクロニードル(極細針)の仕組みはダーマペンと同じで、極小の穴を皮膚表面に無数に空けることにより、創傷治癒作用を引き起こします。
高周波(RF)は、モノポーラ・バイポーラという2種類の照射システムによって、皮膚の浅い層と深い層の両方にアプローチできることが特徴です。
モノポーラは深い層をピンポイントに刺激し、バイポーラは浅い層を広く刺激します。
これらの刺激によって、肌の引き締めやコラーゲン生成促進などの効果を期待できることがメリットです。
このモノポーラとバイポーラを組み合わせたシステムは「ダイアモンドチップ」と呼ばれます。
ダイアモンドチップは、超音波のハイフではアプローチが難しい、皮膚の浅層のたるみ改善や毛穴の開きの改善を図れることが特徴です。
ポテンツァの料金や概要は、以下のボタンからご確認いただけます。
ダーマペンとポテンツァの違い
ダーマペンとポテンツァについてそれぞれ紹介してきましたが、ここでは2つの違いについて紹介します。
ダーマペンとポテンツァの違いを表でまとめると、以下の通りです。
ダーマペン | ポテンツァ | |
---|---|---|
効果の大きさ | ○ やや大きい | ◎ ダーマペン数回分 |
費用の安さ | ◎ 安い | ○ やや高い |
ダウンタイム | ○ 5日程度 | ◎ 2日程度 |
痛み | ○ やや小さい | ◎ 小さい |
施術の間隔 | ○ 1ヶ月に1回 | ◎ 1〜数ヶ月に1回 |
細かい部位への対応 | ◎ 目元・小鼻も可 | ○ 目元・小鼻は不可 |
仕組み | マイクロニードル | マイクロニードル+高周波 |
詳細ページ | 詳細ページ |
ダーマペン | ポテンツァ | |
---|---|---|
効果の大きさ | ○ やや大きい | ◎ ダーマペン 数回分 |
費用の安さ | ◎ 安い | ○ やや高い |
ダウンタイム | ○ 5日程度 | ◎ 2日程度 |
痛み | ○ やや小さい | ◎ 小さい |
施術の間隔 | ○ 1ヶ月に 1回 | ◎ 1〜数ヶ月に 1回 |
細かい部位 への対応 | ◎ 目元・小鼻も 可 | ○ 目元・小鼻は 不可 |
仕組み | マイクロ ニードル | マイクロ ニードル + 高周波 |
詳細 ページ | 詳細 ページ |
それぞれの違いについて、詳しく説明していきます。
期待できる効果が違う
ダーマペンとポテンツァでは、期待できる効果(働きかける部位)が異なります。
ダーマペンが働きかけるのは肌の表面のみですが、ポテンツァは肌の表面に加えて肌の深部までアプローチできます。
ポテンツァの高周波(RF)のうち、モノポーラで肌の表面・バイポーラで肌の深部への刺激が可能なため、肌の深部に照射すると、コラーゲンの生成促進効果や、肌の引き締め効果などが期待できます。
コラーゲンの生成促進は、ダーマペンも皮膚の表面で行っていますが、皮膚の深部でも促進すると、肌質をさらに改善できる可能性があります。
肌の引き締めについては、たるんでいる組織に高周波で熱を与え、熱収縮を起こすことで期待できる効果です。
施術料金が違う
施術料金については、ダーマペンの方がポテンツァより安めになっています。
ポテンツァの方が期待できる効果の幅が広いため、このような費用の違いが生じることは自然といえるでしょう。
ダーマペンは皮膚表面に対しては的確にアプローチできます。
そのため「表面へのアプローチだけで改善を期待できる症状」であれば、ダーマペンの方がコストパフォーマンスに優れているともいえます。
コスパや料金の安さにこだわらず、期待できる効果だけで比較するのであれば、ポテンツァの方が適しているでしょう。
ダウンタイムや痛みが違う
ダウンタイムの長さや痛みの大きさを比べると、ポテンツァの方が期間が短めで、痛みも少なめです。
ダウンタイムの目安期間は、ダーマペンが5日程度でポテンツァが2日程度となっています。
ポテンツァの方がダウンタイムが短い理由は、施術をしながら患部の出血を抑えられるためです。
ポテンツァでは針で刺すだけでなく、針の先端から高周波を同時に照射します。
この高周波の熱によって血管や組織が固まる「熱凝固」の作用によって、出血の抑制を図れます。
施術間隔が違う
ダーマペンは1ヶ月おきの施術が推奨されていますが、ポテンツァは1〜3ヶ月おきの施術でも十分な効果を期待できます。
ポテンツァでも、より大きな効果を期待する場合は1ヶ月おきの治療が推奨されています。
しかし、ダーマペンよりも効果の持続期間が長いため、3ヶ月程度まで間隔を広げることは可能です。
ダーマペンをおすすめする人の特徴
ダーマペンとポテンツァの違いについて紹介してきましたが、どちらが良いのか迷われる方もいるのではないでしょうか。
そこで、「ダーマペンとポテンツァの内、どちらが良いのか」それぞれ施術の特徴を交えて紹介します。
まず、ダーマペンをおすすめする人の特徴は、以下の通りです。
- 1回あたりの施術費用を抑えたい
- 目元や小鼻などの細かい部位を治療したい
それぞれの特徴について詳しく解説します。
1回あたりの施術費用を抑えたい
1回あたりの施術費用を抑えたい場合は、ダーマペンが適しています。
ダーマペンの方が費用が安く、肌表面へのアプローチはポテンツァと同様に行えるでしょう。
そのため、軽度の皮膚トラブルなど「肌表面へのアプローチのみで効果を期待できる」というお悩みで、料金の安さを重視したい場合には、ダーマペンがおすすめです。
当院のダーマペンの料金は、以下の施術ページよりご確認いただけます。
目元や小鼻などの細かい部位を治療したい
目元や小鼻などの細かい部位を治療したい場合は、ダーマペンの方が適しています。
理由は、ダーマペンは名前の通りペン型の治療器具であり、医師の手による細かい調整を行いやすいためです。
ポテンツァで肌に当てるパーツは30cmほどの長さで、片手で扱えるものの、ダーマペンと比較すると明らかに大きくなります。
その分広範囲をまとめて施術できることがメリットですが、細かい部位の施術ではダーマペンがおすすめです。
ポテンツァをおすすめする人の特徴
ポテンツァは以下のような人におすすめできる施術です。
- 肝斑を治したい
- 痛みを抑えたい
- ダウンタイムを短くしたい
- 一度の施術で期待できる効果を大きくしたい
それぞれのおすすめできる特徴を解説していきます。
肝斑を治したい
ポテンツァは肝斑にも効果を期待できる施術です。
肝斑は従来、レーザートーニングによる治療が主に行われ、肝斑を徐々に薄くする効果を期待できました。
しかし、肝斑の原因として最も多いのはメラニン色素の過剰生成であり、この問題を解消できなければ再発する可能性があります。[注1]
[注1]MSDマニュアル家庭版:肝斑
ポテンツァではこの問題の解消を図るため、メラニン色素を生み出すメラノサイトに、直接熱エネルギーを届けています。
メラノサイトにダメージを与えることで、従来のレーザー治療とは異なる、再発防止のためのアプローチを行えるのです。
メラニン色素の過剰生成は肝斑だけでなく、シミ・くすみなどの色素沈着に関する様々な症状の原因になっています。
そのため、ポテンツァの治療では、シミやくすみなどの症状の改善や予防の効果も期待できます。
痛みを抑えたい
痛みを抑えたい方にも、ダーマペンよりポテンツァがおすすめです。
ポテンツァの痛みが少ない理由は、マイクロニードルを刺す際に「皮膚を吸引して刺す」ためです。
ダーマペンも含めて、通常の治療では「針を動かす」ことによって刺します。
対して、ポテンツァでは「皮膚を吸引して持ち上げ、皮膚の方から針に近づくようにする」ことで、針を刺すため、、皮膚と針の摩擦が少なくなり、痛みを小さくすることが期待できるでしょう。
施術の痛みが不安な方は、施術を受ける前のカウンセリングでご相談ください。
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ダウンタイムを短くしたい
ダウンタイムを短くしたい方にも、ポテンツァがおすすめです。
ポテンツァのダウンタイムが短い理由は、高周波による熱凝固作用と、皮膚を吸引して針を刺すシステムにあります。
これらの仕組みによって出血や皮膚の摩擦を抑えることで、ダウンタイムの短縮させることが期待できるでしょう。
目安のダウンタイム日数は、ポテンツァが2日程度、ダーマペンが5日程度です。
一度の施術で期待できる効果を大きくしたい
ポテンツァの方がアプローチできる層が広いことと、一度に広範囲を施術しやすいため、一度の施術でより大きな効果を期待したい場合はポテンツァが適しています。
アプローチできる層については、ダーマペンは皮膚の表面のみですが、ポテンツァは高周波の力によって、皮膚の深部までアプローチできます。
施術できる範囲については、ダーマペンは小型のペンタイプであるため、広範囲の施術に不向きですが、ポテンツァは大型のカートリッジで照射するため、まとめて広範囲を刺激することが可能です。
ダーマペンやポテンツァを受ける時の注意点
ダーマペンやポテンツァの施術を受ける際の注意点は、以下の通りです。
- 施術を受けられない人がいる
- 施術後はメイクを控える必要がある
- 施術後には紫外線対策を徹底する必要がある
それぞれの注意点について詳しくご説明します。
施術を受けられない人がいる
美容医療も医療行為である以上、どんな施術でも「受けられない方」の条件が必ず存在します。
ポテンツァの施術を受けられない人は、以下の通りです。
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度のケロイド体質の方
- 感染症に感染している方
- 皮膚関連の疾患がある方
- 麻酔・薬剤・金属アレルギーがある方
- 血液凝固異常の方
ダーマペンの施術を受けられない人は、以下の通りです。
- 金属アレルギーの方
- 皮膚疾患がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- ケロイド体質の方
- ニキビや肌荒れ、傷が重症の方
- 日焼けしている方
これらの条件の他にも、医師が適切でないと判断した方は、施術を受けられないことがあります。
肌荒れや日焼けについては程度によるため、気になる方はカウンセリングでご相談いただけたらと思います。
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施術後はメイクを控える必要がある
ダーマペンもポテンツァも、施術後(施術当日)のメイクは控える必要があります。
逆に施術の翌日になれば、どちらの施術もいつも通りのメイクが可能です。
当日の施術後のみ、メイクが必要になるような用事を避けていただけば、特に不自由することはないでしょう。
施術後には紫外線対策を徹底する必要がある
ポテンツァもダーマペンも、肌に軽度のダメージを与えてターンオーバーを促す施術であり、術後はしばらく肌が敏感になっているため、いつも以上に紫外線対策を徹底する必要があります。
なお、針であけた穴が塞がっていない状態でメイクをすると炎症が悪化する可能性があるため、どちらの施術も当日は日焼け止めを使用できません。
そのため、帽子やサングラス、日傘などで日焼け対策を行いましょう。
翌日(施術後12時間以上経過後)から日焼け止めを使用できるため、外出時は欠かさず塗るようにしてください。
ダーマペンとポテンツァの違いについてよくある質問
ダーマペンとポテンツァの違いについてよくいただく質問は、以下の通りです。
- ダーマペンのデメリットはなんですか?
- ポテンツァのデメリットはなんですか?
- ニキビ跡にはダーマペンとポテンツァどちらがいいですか?
- クレーター肌にはダーマペンとポテンツァどちらがいいですか?
それぞれの質問にお答えしていきます。
ダーマペンのデメリットはなんですか?
ダーマペンのデメリットを一覧にすると、以下の通りです。
- 複数回の施術が必要
- 副作用のリスクがある
- ダウンタイムがある
- 金属アレルギーの人は施術不可
- 肝斑や色素沈着が悪化することがある
施術の回数については、ダーマペンは1回の治療では効果を実感しにくいため、複数回の施術が必要です。
副作用のリスクやダウンタイムについては、どんな美容医療の施術でも生じるデメリットです。
金属アレルギーについては、ダーマペンは針を刺す治療であるため、金属を避けられません。
肝斑や色素沈着については、ダーマペンで軽度のダメージを与えることで悪化してしまうケースがあります。
悪化のリスクがどの程度あるかは症状によるため、肝斑や色素沈着の症状を抱えている方は、カウンセリングの際にご相談ください。
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ポテンツァのデメリットはなんですか?
ポテンツァのデメリットは、以下の通りです。
- 施術を受けられない場合がある
- 2回目以降の照射は痛みを感じやすい
- 深いシワやたるみには効果を期待できない
施術を受けられない条件は、どの施術でもこのような条件が存在します。
痛みについては、ポテンツァは同じ部位に複数回、高周波の照射を行う施術です。
1回目の痛みは小さいものの、2回目は1回目の熱エネルギーが蓄積されているため、痛みがやや大きくなります。
3回目からは薬剤の注入を行うため、2回目より痛みが大きくなることは基本的にありません。
深いシワやたるみについては、SMAS(筋膜)という層へのアプローチが必要になるため、ポテンツァや高周波では行えず、ハイフ(HIFU)やメスを用いるフェイスリフトの手術などが必要となるでしょう。
なお、ポテンツァのデメリットやリスクについては、以下のページでも詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。
ニキビ跡にはダーマペンとポテンツァどちらがいいですか?
効果にだけ期待するのであれば、ニキビ跡の治療でもポテンツァがおすすめです。
ダーマペンではクレーターのような深いニキビ跡に効果がないこともありますが、深部までアプローチできるポテンツァであれば効果を期待しやすいためです。
また、全体的にポテンツァの効果は、ダーマペン数回分とされているため、浅いニキビ跡への治療でもポテンツァの方が早期の効果の実感が期待できるでしょう。
ただし、料金はダーマペンの方が安いため、小さな負担でお試ししやすいという点ではダーマペンもおすすめです。
ニキビ跡の症状にもよるため、迷った場合はカウンセリングで医師に相談していただくことをおすすめします。
カウンセリングは以下のボタンからお気軽にご予約ください。
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クレーター肌にはダーマペンとポテンツァどちらがいいですか?
クレーター肌の治療には、ポテンツァが適しています。
クレーター肌は皮膚の表皮層よりさらに深い真皮層に、ダメージが残っている状態です。
ダーマペンでも真皮層への軽い刺激は行えますが、強い刺激を与えられるのはポテンツァです。
ポテンツァでは「モノポーラRF」の照射で、真皮層の深い部位を高周波でピンポイントに治療ができます。
【まとめ】
ダーマペンとポテンツァの違い
今回は、ダーマペンとポテンツァの違いや、それぞれのメリットとデメリットを紹介しました。
「費用の安さを重視する・症状が軽い・目元や小鼻などの細かい部位を治療したい」という場合は、ダーマペンが適しています。
逆に「効果を重視する・症状がやや重い・ダウンタイムを短くしたい」という場合は、ポテンツァがおすすめです。
それぞれの施術に長所がありますが、長所をより大きく引き出すためには、十分な知識と技術をもつ医師が施術を行うことが重要でしょう。
当院・ラムールクリニックは、ダーマペンとポテンツァのいずれの施術でも知識と技術を持つ医師が施術を担当しています。
また、カウンセリングでも医師が直接、患者様のお悩みやご希望を丁寧にヒアリングし、お肌の状態を的確に診察させていただきます。
予約は公式LINEから受け付けております。公式LINEではお得な情報も配信していますので、まずは気軽にご登録ください。
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